瘦せてることも生きづらい
小さいころから食が細く、瘦せ型です。
きのう拒食症と強迫性障害を克服された方のエッセイ漫画を読んで、しみじみ思うことがありました。
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『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』
https://ddnavi.com/serial/jibunnokamisama/
↑きのう読みました。
「世の中には食べ物に恵まれない人たちもいるんだよ」とか
ときにはシンプルに「食べなさい」「食べて」という言葉だって
本人を頑なにさせるだけなんだなぁ。
思うに、それって 受験勉強がうまくいかない中高生に
「世界には教育の機会に恵まれない子供たちもいるんだよ」
「頼むから医学部に受かって」
とか言ってるようなものだし
就職活動で落ちまくってる人に
「あなたより条件悪くても内定とれてる人はいるんだから」
とか
「学生さんで起業する人だっているんだよ」
とか言うようなものなんじゃないかな と。
私は幸い、拒食症になったことはなくて
体重は一番落ちた時で38キロ。これは就職活動中。
そのとき、「命やばい」と思ったのと就活が終わったので40キロ代を回復。
世の中には痩せすぎでもっと悩んでる人がいるんだと思う。
でも思い起こせば30歳越えるまでの人生で
「もっと食べなさい」「ちゃんと食べてる~?」
という言葉を数えきれないほど聞いてきて
何度いわれたか分からないほどの
「痩せてるね」っていう言葉も
褒めているのか、けなしているのか、一度も分かった試しはない。
つまり、悩みというほどなのか分からないのだけど
太るのって、難しいんだよ。そういう人もいるんだよ。
そして世の中の多くの人は、太るのが簡単なことだと思ってるわけだ。
体重を増やそうと思えば増やせるのが当たり前なわけだ。
だからネットで色々調べても『無理なダイエットは今すぐやめましょう』みたいなアドバイスしか出てこないんだ。
なんとも嚙み合わないことよ。
結局のところ、逆ダイエットはダイエットと同じくらい難しいし
おそらくだけど、100キロの人が5キロ減らすのより50キロの方が2キロ減らす方が難しい… というのもあるように
40キロそこそこの人が1キロ増やす、2キロ増やす、3キロ増やすっていうのは中々に努力がいる
そして私の体感では、「命ヤバイ」の38キロ、39キロから40キロ代に回復するのは コツコツ努力すれば達成できる。
けど、41キロ超えたところから じゃぁ 標準とされる50キロ近くまで上げられるかというと そこは別次元の話。
他の人はできるんだから、あなたもできるでしょ、ってことにはならないし、
他の人の「普通」が自分に当てはまるとは限らない。
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43キロで5年くらいが経ちました。
健康診断の結果も悪くないです。
今の体重、この身体で良いんだ、と思えることの有難さです。
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