妻がアメリカで出産した話③
背景
初診を無事に終えたのですが、今度は私がMBAの授業があるということで同行できず、妻が独りで超音波検査に行くことに。。。
超音波検査
アメリカの医療システムは日本と異なる。
日本であれば、一つの産婦人科で超音波検査など、すべてが終わるのだが、アメリカの場合は超音波検査は専門の医者がおり、そのオフィスに行かなくてはならない。
今回は私はMBAの授業がある時間帯だったため、妻が独りで受診することに。しかし、いくら何でも英語がほぼ話せない妻がいきなり独りで、というのは厳しいので、保険が適用される通訳サービスをお願いした。
妻が超音波検査のオフィスに着くと、通訳者の方から声を掛けられたらしい。日本人の通訳者だったため非常に心強く、安心して手続きなどを進められたとのこと。
ただ、(アメリカに居てたびたび思うが)アメリカの医療システムはおかしなところが多い。
人や場所が変わると「妊娠何週か?」「体重、伸長測定して」「病歴は?」などなど、「カルテ見ればわかるやろ」ということを何度も聞かれる。
とにかくオペレーションに無駄が多い、というのが目立つ。
MBAのOperations Management(例えば製造業の「カンバン」などの効率化を考える授業)でも思ったのだが、日本人はDNAレベルで無駄を無くすのに長けている。
資源が無い国だからそうなのか、とにかく日本のシステムは無駄が無い、ということをアメリカに来て実感した。
アメリカ人は1980年代に日本の自動車メーカーに自国の市場が食い荒らされるのを目の当たりにし、必死でOperations Managementという学問にし、日本の「カンバン」や「シックスシグマ」などを学習していった。
そして今や日本がテスラなどから製造技術を学んでいる(ギガキャストなど)状態だ。
MBAの授業で、日本のケースが一つも登場せず、中国のECについてのケースばかりだったのは衝撃だった。
話が逸れたが、無駄の多い医療システムではあったが、妻は無事に超音波検査を終えた。
その後
9月に入国してから何度か先生のオフィスへ行った。そしてついに「出産前説明ツアー」に参加することになった。
‘NORTHSIDE HOSPITALが特別なのかはわからないが、とにかく充実、丁寧な内容だったので、次回紹介したいと思う。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアメリカの無駄の多いシステムについて、Operations ManagementといったMBAの教室で感じたことも踏まえながら紹介してみました。
また、思い出しながら次回作を書きたいと思います。
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