日記 2024.6.10
こんばんは。今日もお疲れ様です。
最近『違国日記』という漫画を読み見始めた。
(興味のある方は是非手に取って頂きたい)
そしてふと、思い立った私は母に夕食の時、どうしていつも「ご飯だよ」と声をかけに来てくれるのかと聞いてみた。
仮眠や読書に夢中になってつい時間を忘れる私を部屋まで呼びに来てくれる。
私のことを放っておいて一人で食べ始める事も出来るのにと思ったのだ。
私は母が幼い頃に祖母(母の母)にそうやって夕食の度に呼ばれていたのから、私のことも呼びに来るのではないかと聞いてみたけどどうやらそんな事は無かったらしい。
母は自分の自己満足で呼びに行っているだけだと言っていた。
私はうつ病を患っており、その日や時間によって気分が安定しないことが多い。呼ばれて素直に返事をする時もあれば狸寝入りをして勝手に不貞腐れている時もある。
それでも、夕食ができた時には声をかけてくれる。
母にとっての自己満足が私にとってはとても贅沢で幸せな習慣になっているのではないだろうか?と突然、まるでたった今その事に気付いたような感覚になり泣きたくなった。と、思った時にはもう遅くてしっかり涙を流して泣いていた。
情緒が安定しないのもいつもの事なのだが。
突然改まってお礼が言いたくなった。
「いつもありがとう」
「ご飯美味しいです」
「たまに不機嫌でごめんね」
細切れになった言葉を必死に伝えたら、母は美味しく食べてくれたらいいのよ〜といつもの調子を崩さずに答えた。
ここ半年ほど調子が悪く、何かしたい焦りと何もしたくない無気力、寝たいのに寝付けない、気分が全く安定しないと最悪だったのだが今日突然出た涙で少し靄が晴れたような気がした。
思いもよらない、感情と感謝のデトックス。