見出し画像

クワガタに挟まれて、号泣

したのは、夏休みの私です。
小学生の子供ではなく。笑。

ある日。
大掃除をして、みんなそれぞれに手伝ってくれ、大体終わった段階で、カーペットをコインランドリーで洗おうということになった。
もちろんそういうの行くのは私。

ひとりで270☓270の大型カーペットを抱えコインランドリーに車で行き、洗濯時間1時間を待機して帰宅したときのこと。

玄関の虫たちコーナーの1つのケースの中で、

いつもいつもひっくり返っちゃって帰ってこれない、10cmくらいある、
スマトラオオヒラタクワガタのスマオ。
(こういうやつです)普通のクワガタよりも力も強い。

楽天 むしや本舗より

うちには今、クワガタ カブトムシ メダカ ザリガニ(個飼いで複数) カマキリ エビ 犬 といて、

子供たちは一応毎日生き物の世話をしていたけれど、私はもっとちゃんとして欲しかった。
相棒(メス)がかなり昔に逝ってしまって、1年以上ひとり長生きしてるおじいちゃんのスマオにも、ひっくり返らないように、対策してほしかった。生涯短い昆虫達にも愛を。


それで無性に可哀想になって、スマオの大アゴを持ってひっくり返そうとした。
その瞬間に‥‥‥
親指が挟まれた!!!
もの凄い力で引き離せず、もの凄い痛い



「挟まれた!助けてよぅ」の声にみんな集まってきた。で、何とか引き離そうとするんだけど、その行動でスマオはさらに恐怖し、挟む力を入れる‥‥そして私の親指にはさらなる激痛‥‥‥親指の皮はかなり厚いのに、ツノが食い込み、とうとう流血!!
とともに痛さで顔面から涙がこぼれてきた。流血、アンド号泣。


アンドその瞬間、感情バクハツ。

「もっとちゃんと〜涙!!!ちゃんと世話してよもっとひっくり返らないようにしてあげてよ馬鹿ぁ〜〜〜」流涙、流涙、流涙

流血号泣母に対面した息子もその瞬間に号泣して感情バクハツ「やってるよぉぉ~〜〜」流涙、流涙、流涙


旦那、逃げる。
娘、消毒薬を置いて去る。
犬、様子を見にきて去る。



後で考えるとオカしくてシュールすぎる場面なんですが、私は必死でした。(スマオを殺さないと、これは取れないのでは?でもコロスなんてしんど過ぎる。自分、酷い。ニンゲン、酷い。)ってナウシカみたいな状態になり。顔面は血相。髪も逆立つ。笑

結局そのあと取れたんですけど、スマオを譲ってくれた方がしてくれた取り扱い注意を一年越しで認識した結果となりました。今回は私も、玄関あけて衝動的に触ってしまったから。


結果的に動物に対して、勝手に加害者にしないように、こちら側が気を付けることがある、という、

そして私の親指の穴は、コレという時に
見せなざzなざzつけて
「ちゃんと生き物の面倒みやがれ」という、夏休みの鬼教訓となるのでした。。。

~追記~
スマオ、死す。


親指をはさめた数日後、こんどはケースの蓋をはさめたらしく、蓋からぶらさがりどうしようも動けないという
宙づり状態に。
こんどは指で無く蓋がはまりこみ取れなくなり、ケースの蓋の格子を何個もニッパーで破壊して、ようのやくで救出した。

だが2回も一生分の力を込めて大あごを使ったスマオはダメージを受けたようだ。
あるいは、寿命もあるのか。
あるいは、渾身のちからが、指や蓋という困った方向に向かうという、私の人生そのものであるような「見当違いな行動」を短期間に2回も見たからなのか、

なぜなのかは明確に分からないのだけど、蓋をこわしてケースに戻した時、

スマオ、
死ぬんじゃないか。

と感じた。
わたしだけでなく息子もそう感じたようで、先に「死亡フラグじゃね??」と口にしたのは息子だった。
数日後・・・ほんとに死んだ。

スマオよ、
いままでありがとう。

〜さらなる追記〜

スマオ、標本にしようとしたら、どろどろに溶けた。恨みか、恨みなのかスマオよ。

いいなと思ったら応援しよう!