組織文化って大切だと思います。
組織文化とは、組織内メンバーの思考や行動のもとになる信念や価値観のことってよく書かれています。
いい意味では、組織内のメンバーが共通の目標に向かって、一体感を高めることができるという機能があります。
逆に、組織の硬直化に向かってしまうこともあります。
硬直化とは、組織そのものが機能不全になったり、形骸化したり、弱体化するって考えたらわかりやすいかもしれません。
ちょっと異なるかもしれませんが、どこの病院の中でも「〇〇〇委員会」とかあると思います。
委員会設立当初は、委員のみなさんも頑張って取り組むんですが、時間が経つにつれて、カタチだけの委員会になっていませんか?
なんとなく、やらなくてもいいような委員会になってしまうとか・・・。
組織文化がいい方向ばかりに働けば素敵なことですが、反対方向に向かうこともあります。
組織においても、大きな成功体験などによって、ものの見方や考え方が強く共有され、新しく組織文化が形成することがあります。
時間とともに内外環境の変化を正確に認識できなくなってしまい、さらにメンバー間で組織文化がさらに強く共有されることになります。
ものの見方や考え方が同質化し、組織の画一化、硬直化がすすんでしまいます。
同質化とは、たとえば同じ考え方の人たちばかりが集まってしまったり、同じような考え方に染まっていくようになってしまうってことです。
同質化が進むと、自分たちと異なる新しいものの見方や考え方を排除する傾向になります。
自分たちの組織文化を守ろうとする力が強くなるんでしょうね。
組織の方針や方向性の変更などに抵抗して、新しい行動を起こす際の障害となります。
「なんでも反対勢力」や「できない理由ばかり言う勢力」が力を増し、バリケードを作られるような感じです。
組織の内外環境の変化に適合することが困難になってしまい、気が付いたら時代に逆行している状態になってしまっているかも。
いわゆる、「ゆでがえる現象」ですね。
さらに過去に得た成果にしがみつく(しがみつくしかない状態になる)
結局のところ、何も変わらない組織になる、変われない組織かもしれません。
時代遅れの組織になる
誰も何もできないまま、「言っても無駄」「他人事組織」「なんでも他人の責任」「責任転嫁」・・・
不祥事や医療事故なんどのありないことにつながる組織になってしまってる。
リスクの高い組織ですよね。
いつかは存続の危機が訪れてしまい、「あぁぁぁぁ・・・・」って嘆く
みんな去っていく・・・。
やっぱり、組織風土、組織文化って大事だと思うんです。
みんさんの組織の組織風土や組織文化って考えたことありますか?
一度、考えてみるのもいいかもしれません。