土の呼吸
【2024年3月5日(火) 】
まるで、
土が呼吸しているように
感じられる。
今日は、
そんな土の神秘について
振り返ってみた。
内容について、
以下の書籍を
参考にさせていただいた。
『有機栽培の基礎と実際
小祝政明著 農文協』
お野菜を畑で栽培する
うえで重要なこと、
フカフカな土をつくること。
フカフカな土であると
植物は根で呼吸ができる。
根が土の中の酸素を吸って、
二酸化炭素を放出する。
フカフカな土であると、
なぜ植物は呼吸をしやすいのか?
フカフカな土に、
太陽の光があたると、
地面の温度が上昇する。
すると、
土の中にある水が
水蒸気となって、
何百倍にもふくれ、
土の隙間を通って
空気中に放出される。
そのときに、
植物の根が出した
二酸化炭素を水蒸気と
一緒に追い出してくれる。
曇りで太陽の光が遮られると、
地温が下がる。
水蒸気は元の水に戻るので、
その体積は何百分の一になる。
すると、
土の中の圧力が低下して、
空気中の新鮮な酸素を
土の中に引っ張り込む
ことになる。
このように、
温度変化によって、
土は二酸化炭素を排出して、
空気中の酸素を取り込む。
まるで、呼吸している
かのようにふるまう。
根が健全でいられるのも、
このように土の呼吸、
土壌空気と大気との交換
が行なわれているため。
そのしくみをつくっているのが
フカフカな土、
つまり、団粒構造となる。
今日は、
お野菜つくりに重要な
要素である、
土の呼吸について
振り返ってみた。
これからも、
お野菜が呼吸しやすいように、
フカフカな土つくりを
目指していきたい!
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