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yao
2025年2月21日 14:46
『読後感』という言葉を小学生の時に習った。いい作品というのは一通り味わった後、読後感に浸れるものだ、ということを当時結構好きだった国語の先生が言っていた。それ以来どんな作品を鑑賞するときも、読後感に浸れたものは自分にとって大切な作品になる、といつも意識していた。太宰治の「斜陽」は、読み終えてから数日頭を離れないくらい感じるものがあった。私自身、父のお陰で昔は少し裕福な家庭で育ったこと、その父が