師走の本の備忘録
師走の読書
気忙しいから、あまり読めないかなぁと思いつつ、数えてみると8冊の本をら読んでいました。そろそろ娘が帰省してくるので、今年の読書は、〆とします。
「一目でわかる傾聴ボランティア」鈴木絹衣編 工藤ケン文・画 NHK出版
相談室の役に立てばいいな。さらっと本を読んで、あとは実践あるのみ!
「消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典」タイチョー
ミサイルが発射されたときのページを必死に読むけど、対処しようがないわ😮💨でもこのテーマが掲載されていることは、残念ですが現在の時流に合っていると思います。
「ローラの思い出アルバム」ウィリアム・アンダーソン、 谷口 由美子
明治期にアメリカに渡った曽祖父が生きていた同時期に「大草原の小さな家」の作者ローラ・インガルス・ワールダーも生きてたことを知りました。なんだか感慨深い・・・
「大草原の小さな家―ローラのアルバム 」内藤正世 NHKテレビ版
子どもの頃、土曜日のNHKはドラマ「大草原の小さな家」を見ていました。懐かしいドラマガイドでした。
子門真人の日本語版の歌は知らなかったなぁ😲
「誰も知らない赤毛のアン」松本侑子 集英社
初めて読んだ「赤毛のアン」は村岡花子の翻訳でした。松本侑子さんは翻訳をするにあたり、プリンスエドワード島を訪ねたそうです。確かにモンゴメリが書いた世界観に近づくことができるでしょうね。松本侑子版「赤毛のアン」を読んでみたいな。
原書だと、私の中のアンはまた違う感じのアンになるのかもしれません。いつか原書を読めたらと、毎日コツコツ勉強を継続しています。
最近、図書館で海外文学の本棚を発見しました。ところが海外文学の本棚の半分を韓国の本が占めているのに驚きました。私は韓国のドラマは見たことがありますが、文学作品は1冊も知りません。
「世界のニュースを日本人は何も知らない」谷本真由美 ワニブックスPlus新書
めいろまこと谷本真由美さんのTwitterを見つけたのは、長い長いコロナ禍が始まる年でした。未知のウィルスの情報は、彼女の住むイギリスをはじめ、彼女のリツイートにより世界に住む法人のつぶやきから情報を得ていました。特に最先端の医療の論文の要約を翻訳しツイートしてくれたので、随分と勉強になりました。
彼女の著作で世界の真実の一端を知ることが出来ます。私はこのシリーズを読んで、自分が如何に物知らずだったかを痛感しました。
ウ私の英語学習の目的は、世界の情報を読むこと知ることと、文学と論文を読めることなんです。今のところ、まだまだ無謀な望みです。
「13億人のトイレ 下から見た経済大国インド 」佐藤大介 角川新書
インド関連といえば、20代で読んだ「女盗賊プーラン」プーラン デヴィ 草思社 ぐらいです。だからインドについては無知そのものです。トイレ事情を通じて、インドの暮らしやカースト、地方格差、女性の生きづらさなど知りました。どうやらプーランの時代とあまり大きな変化は無さそうです。
長いカースト制の歴史と人口の多さは、その価値観を変えることは難しいようです。さりとて先進国の価値観がベストでもなく、だからその基準で決めつけるのもよくないですし…
この考えに至ったのは篠田節子の「長女たち」新潮文庫に収録されている「ミッション」(海外僻地医療に携わる医師と地元民の話)を読んだからです。住む場所に適した価値観と共に医療者のあり方を考えさせる物語でした。元看護師の母もお地蔵のように考え込んでいました。
ともかく「13億人のトイレ」はオススメ本です。
「ドリフターズとその時代」笹山敬輔 文春文庫
ドリフターズ、日本のお笑いへの愛があふれる著書でした。ドリフターズの誕生から、その時代を一緒に生きたような思いになりました。
うちの父がドリフターズを毛嫌いしていて「8時だヨ!全員集合」をあまり見せてもらえませんでした。よしもと新喜劇で育っていた私は、ドリフの台本通り且つ予算がかかった大掛かりな舞台装置は、子どもの目を通しても、予算が掛かったものでしたが、笑いのツボが分からない時がありました。
そのうち「オレたちひょうきん族」が始まりました。父は「ドリフを見たら、アホになる。」と言いながら、家族でひょうきん族を見て爆笑していました。
内心、ひょうきん族を見てる方が、もっとアホになるんちゃうんかな・・・」子どもながら心の中で、父にツッコんでいました。
ひょうきん族はアドリブ満載の内容が、予想不能で面白かったと記憶しています。「ドリフターズとその時代」の本に、笑いの質について書かれていました。大人になって、その裏事情を知ると、とても切なくなりました。こちらもオススメ本です。
今年の読書総括
今年はそこそこ本を読むことができました。昨年まで論文に取り組んでいたので、読書量が激減していましたが、かなり盛り返すことができました。
専門分野の本を読むのも飽きていたし、精神的に疲弊していたので、本を手に取る元気がありませんでした。人間は何をするにも活力が必要ですね。
歳を取り、本のタイトルを忘れることが多くなりました。Twitterで読書の備忘録をつけていたこともありましたが、本を読むペースが早くなると記録をつけることが追いつかなくなり面倒でやめました。3日坊主の典型です。
気まぐれで今年の前半はブクログのアプリで読書記録をつけていました。ところがまたまた面倒になり削除しました。
後半はnotoに読書の記事を書いてみました。いつまで続くか自信がありません。
自分を自分で縛りたくないので、無理をせずに読んだ本について記事にしていきます。
来年も「読まねばならない」「〜せねばならない」を自分に課すことなく、ゆるく本を手にしていきたいと思います。