みんな寂しい
所用で息子の通う事業所に電話をいれ、息子の担当者と話しました。そのときに要件に加えて、ほんの少しだけ世間話をしました。それが思いもよらず楽しい時間になります。
「お母さんとお話するのが楽しいです。」
「私も○さんとお話しするのは楽しいです。」
こんな言葉を交わしながら、私も○さんも少し寂しいのかもしれないと思いました。
・・・
息子のショートステイの日程調整のために、事業所に連絡をいれました。最近息子から名前を聞くとがなかったスタッフさんが電話をとりました。体調が悪いと聞いていましたが元気そうで安心しました。ここでも要件に加えて、ほんの少しだけ世間話をしました。
「お母さんも元気でいてくださいよ。」
「そちらこそ無理しないで長くお仕事を続けて欲しいです。」
こんな言葉を交わしながら、私もスタッフさんも少し人が恋しいのかもしれないと思いました。
・・・
定期的に本文してくれる支援計画担当者と話すこと、ガイドヘルパーの担当者とのメールのやりとりなど、私は息子を通じた人たちと繋がっています。どの方も素敵な方ですが、これは一般家庭にはない人との繋がりです。こうして私は福祉制度を通じ社会とも繋がっているのです。
だから
たぶん
孤独ではないでしょう。
でも時々、息子の話ではない話をしたくなるのです。
それは私だけでなく、みんなも自分の話を聞いて欲しいのです。
ふと誰もが少しばかり孤独な気持ちを抱えていて、誰かに寄り添って欲しい、そんな気がしました。