病日録ー息子の発熱経過録ー
「病日録」を記す
数年ぶりに息子が発熱しました。彼は知的障害者です。発語がないので、症状の詳細も把握しにくいです。
発熱したとなればコロナウィルスやインフルエンザを鑑み、私も接触者として行動を自粛せねばなりません。というわけで病人が出ると全ての日常は、いとも簡単に壊れます。全ての日常が停止した今、暇つぶしと病院受診に備えて、息子の経過記録をつけてみようと思い立ちました。
タイトルは、よしながふみ「大奥」の「没日録」にならって「病日録」とつけました。(いまドラマ版が放送されていますが、徳川吉宗役の冨永愛が好演しています。)
病日録
臨戦体制
まず家での装備を確認しました。
備蓄品
常備薬の葛根湯、ロキソニン、高熱時に麻黄湯のストックを確認しました。アイスノンを冷凍庫に入れました。当座は冷えピタでクーリングします。スポーツドリンクの2リットルサイズを倉庫から出し、枕元に500mlサイズを準備しました。
不足品:プリン、ゼリーのストックがないので買い物メモに書きました。
スケジュール調整:来週は大学の図書館の本の返却だけで、特に予定はないので、引きこもりに差し支えはありません。
問題点
息子は180センチの大男です。私には反抗的な態度をとります。不機嫌な状態の息子を病院へ連れていくのは至難の業です。最悪、病院受診ができないかもしれません。そして家は狭いので厳密な隔離はできません。しかも私は喘息の基礎疾患があります。見渡す限りリスクだらけです。
この悲惨な状況下を私たちは生き抜くしかないようです。