『Cloud クラウド』と身体の不調
9月29日(日)
金曜からアクティブに動いたせいか疲れたので家でダラダラ。テレビ画面でYouTubeを観る。一年前にXGにハマってから先月デビューまでのドキュメンタリーもYouTubeで観た(かなり長い)。そのドキュメンタリーで、選考途中で脱落したヒカルという練習生がKep1erという別のK-POPグループでデビューしたことを知り、Kep1er動画を観て、この一カ月くらいはLe Sserafimにハマっている。XGはサウンドの良さとメンバーのスキルでシンプルにカッコ良い方向。Le Sserafimも同じ方向性とも言えるのだけど、カッコ良さの中にちょっと変な要素も入っていて部分的に癖になるパートやダンスがある感じ。K-POPではグループのファン達(ファンダム)が自分たちで作ってアップした動画(メンバー同士の普段のやりとりやリアクション動画など)が無数にあり、それらを次々と観ているうちに時間が溶けてしまう。
このままではいかんと思い映画を予約。昼食はカップラーメンで済ませて池袋へ。
グランドシネマサンシャインで黒沢清監督の『Cloud クラウド』を観る。
菅田将暉演じる転売ヤーが突然、集団から命を狙われるサスペンススリラー。前半から終始不穏さを漂わせる演出があり、ある所で完全に一線を越える瞬間にカタルシスがある。サバイバルとしてのハラハラ感と登場人物達のキャラクターの魅力が堪らない(特に『Chime』の吉岡睦雄のサイコ味が最高)。エンタメとしての楽しさが全面に出ているが、根底には誰かを見知らぬうちに傷つける者への怒りや、一度叩いて良い標的を決めたら集団リンチが始まるような社会への警鐘というメッセージも込められられていると思った。菅田将暉の主人公なのに何考えてるか分かんないような演技も良かったなあ。
その後、実家に帰る。母と日曜美術館の再放送を観る。イラストレーター宇野亞喜良の回。90歳なのに現役で絵を描き続けていて凄い。母も趣味ではあるが昔絵を描いていたので、自分より歳上の人が現役なことに関心していた。母はもう絵を描くようなことは難しいのだ。三年前くらいに母のインスタアカウントを作り、母が描いた絵をアップしたりしてたのだが、次第に面倒くさがるようになり辞めてしまった。
夜、ジムに出掛ける。アトロクのヨルゴス・ランティモス特集(ゲスト小柳帝さん)を聴きながら。途中、母用にスーパーで果物やパンなどを購入。ジムではフリーウエイトでスクワットなど30分。途中、背中の筋肉に違和感があり、恐る恐るトレーニング。やたり加齢で身体に問題が起きることが増えた。自分は身体が丈夫な方で30代までは全くそういうことは起きなかった。身体の不調の話で言うと、一か月前から左肩に少し痛みがあり、先日、仕事で打ち合わせしていた同い年のアーティストKさんから「それ四十肩始まってるよ。四十肩、俺も真っ最中だけど無茶苦茶辛いよ。」と言われてビビっている。昨日Yに教えてもらった整形外科で肩のレントゲンを撮ってもらうべきかもしれない。