たくさん歩く(有松2) #177
前回からの続きです。
まちなみガイドツアーの開始時間の12時になって、あないびとと呼ばれるガイドの方がやってきました。
「はー、ちょっと5分休憩させてもらっていい」
「あ、どうぞどうぞ。ゆっくり休憩していただいて大丈夫です👍」
そういって座りこんだガイドの方は真っ黒に日焼けした顔で、かなりスリムな体型でした。
自分より年上だけど間違いなく(自分より)歩けそうです😓
でなきゃガイドなんて務まらないよね、そう思いました。
ちなみに、有松あないびとの会のガイドは通常は1,000円のようです。
自分は有松おさんぽきっぷの特典で無料だったので、すごくお得な気がしました。
まず向かった先は東海道の名古屋・鳴海側にある一里塚の場所。
ここに座ってガイドさんから一里塚の大きさの話や、昔は塚の上に榎を植えた話などを聞きました。
ガイドさんと2人で道端に座って話を聞きます。
こんな道端でおっさん2人が語り合うことにちょっと笑みがこぼれる。
悪くないね!
日差しは暑いけど、このあたりは風が気持ちよかったです。
「現代の高速道路の下に昔の高速道路と言える東海道が走っている」
というガイドさんのイチオシのセリフに確かに!と頷いていました。😄
◇◇◇
「こういった街歩きがお好きなんですか?」
そう聞かれて、少し考えて・・・
「ええ、まぁちょっと好きなほうですね」
と答えると
「そうですか、じゃぁよくご存知でしょうが・・
この建物はきりづまやねのひらいりが特徴で、二階が低いと時代が古く、さんがわらぶきで・・むしこまどがあって、有松ではうだつのある家は少なく、あっても美濃のような派手さはない、あとなまこ壁も防火の役割があってお金持ちだとなまこ壁の高さが高くなる・・・」
・・・全然知らねぇ~!!
自分は街歩きは好きだけど、実はふむふむと頷いて分かったふりをしているだけなので、そんなに知識は入っていない。
脳みそがところてんでできているので、新しいことを記憶したら古い記憶が押し出される方式だ。
昔、見たものや学んだことはとっくに忘れているのだ。
知ってますオーラは出してないのに、かなり責め立てられましたw
いや、知らないから責め立てられたのか?w
話を聞くのは面白いんですけどね。😄
漢字を知らないと何を言ってるんだ?!
となるので、一度は予習した方がよいかも。
まぁ、分からないを楽しむのもありかなw
炎天下の中、わずかな日陰に自分が入るように薦めてくれるガイドさん
自分は日が当たるところにいるので、日陰入りましょと促し、お互いに貴重な小さな日陰を共有してました😄
そして東海道五十三次の浮世絵で有名な歌川広重の鳴海を描いた絵を見せてもらう。
軒先で商品を買う人、籠に乗って商品を探す女性
ヒロシゲブルーと呼ばれる青が特徴なんですよ!
という話を聞きました。
なるほどねー。情緒ありますね。
またガイドさんと歩いていきます。
ここのながーい壁。
ひらいりの商家の脇には細い道があり、その奥に武家と商談する茶室があるんだって。この奥にも茶室があったみたい。へぇ~!
続く
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