読むきっかけはいつもためになる語録をツイートしていただけるあだち先生のこのツイートだった。
SUNABACOに出会ってからたくさんの刺激をいただき、あれもこれもに興味がいってしまいとりあえず手を出してしまう。こんな中途半端なやり方でいいのかなって思っていたところだったので救いを求めてそのまま購入に至る。
どんな本なのか?恒例のChatGPTさんによる紹介を載せてみる。
今回のプロンプトの書き方が良かったのかもうこれで概要レベルはOKでしょうとw
早い段階での専門化は特定の分野では役に立つことも多いが、現代のような予測不可能で正解がわからない世の中の場合、むしろ多くの経験と知識を幅広く網羅できる方が成功するよという内容と認識した。
中途半端はいけないのだが、方向性としてはこれで良いんだなと思いつつ、気になった箇所を紹介していく。400ページを超えるボリュームなので読み応えはある。
最後まで書いてみて思ったのだが、感想も引用が増えてボリュームが増えてしまった。💦
自分用としてはこれでいいのだが、この本に興味があり読んでくれようとしてくれる人には時間を浪費させてしまう可能性がある。
取り組み試行錯誤中なのでご迷惑おかけします。。。
本の紹介という意味ではここまででも良い気がしてきたのでリンク置いておきます。
就職を控えてやりたいことに悩んでいる学生さんや、私のようなジョブホッパー、今後のキャリア形成に悩んでいる方などは是非読んでみることをおすすめする。多くの事例に触れることで属性問わずあらゆる人に響くのではと思う。
第1章 早期教育に意味はあるか
早期に専門特化するのではなく幅広く学び経験することで、このVUCAの時代を効率よく乗り越えていくのだなと考える。一見すると無駄に思えるような知識であってもどこで役に立つかわからない。選り好みをすることで自らチャンスを失うのは勿体ない。
第2章 「意地悪な世界」で不足する思考力
変化の激しい現代、限られた知識や今の技術はあっという間に陳腐化する。一人の人間がすべてのことを把握し続けるのは事実上不可能。であればどうするか?フェルミ推定のような考え方や新しい学びをする方法を身に着けて必要な時や場所で自らの頭で考えて行動する力がとても重要になる。
第3章 少なく、幅広く練習する効果
正解がわからないのだから効率的な訓練や学びなどない。多くの対象に幅広く(そのためには浅く)アプローチすることで応用の幅も広がる。また結果は積み重ねた先にしかない。コツコツ行動し続けた結果見えてくることになるので、今は焦らず学び続ければ良いと思う。
第4章 速く学ぶか、ゆっくり学ぶか
間違えた箇所を中心に復習することが効果的とは多くの勉強法でよく言われることだが、そもそも難易度が低い、ヒントが多いなど簡単に正解に辿り着いた問題は驚くほど記憶に残らない。一方で時間をかけて試行錯誤した問題については途中で多く間違ったとしても結果的に記憶に残るのは自身の経験としても納得である。
第5章 未経験のことについて考える方法
知識の幅はもちろんのこと、多様な類推をすることができなければ新しい学びにはたどり着かない。そのためにはいつも同じ場所、人に囲まれていると刺激も受けることはないし、学びもない。結果思考力も低下する。コンフォートな場所は自らの意思で抜け出さない限りそこに沈殿してしまう。だからこそ未知なるモノ・コトへの行動が必要なのだ。
第6章 グリッドが強すぎると起こる問題
「急がば回れ」で良いのかな?失敗から学ぶことは多い。失敗しない人生には学びも発展もない。
学生に限らず社会に出てから転職をして様々なキャリアを積むことだって自分に合った仕事に巡り会えることに繋がる。
もちろん一社の中でも様々な経験を積むことができるのならばそれで良い。一方で転職を選択し様々な経験を積むことも否定されるべきではない。
要はどちらも自分で学びに向かって行動しているかだと思う。
第7章 「いろいろな自分」を試してみる
早い段階から目標を決めることが称賛される事が多いが、この変化の激しい時代は、その目標自体が変化や喪失することだって十分にありえる。それならば短期に自分の可能性を検証するため、より多くのことに挑戦し、自分に向いているかどうかを行動しながら考えていくことは実はとても理にかなっているのではと思う。結局試行錯誤しながら少しずつ自分の正解に近づいていくしか道はない。
あれこれ考えて何もしないよりは、まず行動だと切に思う。
第8章 アウトサイダーの強み
問題を多角的に捉えることで、特定の専門分野や組織の中では出てこなかった解決策やアイディアが創出される。多様な考え方を受け入れたり身につける方が問題への解決やイノベーションは起こりやすい。やはり異なる環境との接点は持ちづづけるべきだ。
第9章 時代遅れの技術を水平思考で生かす
まさにプロダクトアウトを否定し、マーケットインの考え方を推奨する教えと理解。技術が重要なのではなくゲームで言えばユーザーにとっての使いやすさが重要。顧客中心設計を任天堂はおこなっているのでヒット商品を生み出し続けるイノベーターなのだと思う。
第10章 スペシャリストがはまる罠
自分が専門家と言えるかは別にしてもSNSを使っているとどうしても自分の都合の良い情報に偏りがち。意識して自分にとって都合の悪い情報取りに行かないと偏った判断をしてしまうことになるので注意が必要。
また今まで積み上げてきたものに固執し過ぎると変化の激しい時代に学び、対応しきれなくなってしまう。柔軟さと素直さは持ち続けたい。
第11章 慣れ親しんだ「ツール」を捨てる
どこの会社のことですかね?背広着たお偉いさんが部下が作成した資料をだけを見て判断という図式と同じようなもの。他の情報も含め俯瞰して見ないことには正しい判断はできない。
自分に置き換えてもそう。ネットで目にした情報だけを鵜呑みにすると真偽もわからずとても危険であるし、誤った判断をしてしまう。
第12章 意識してアマチュアになる
イノベーションを起こすには熟練が必要なわけではなく、むしろアマチュアのように自由な発想、視点が必要。
また知識の活かし方においても単なる暗記は意味がメリットが大きくなく、知識そのものよりもそれに到達できる手法、例えばネットで言えば検索する能力やGPTのプロンプトの書き方などを身につける方がよほど効率的である。
さらに自身の行動としても特定の分野や組織内にとどまらず積極的に外部へのアプローチをおこない、つながりを広げることがとても大切になる。
おわりに あなたのレンジを広げよう
良い歳した大人が未だに自分が何をしたいのかも分からずあれこれ手を出しているのはどうか?とは私が周りから思われていることだが、本書を読んで救われた気持ちになっている。むしろ多くのことに広く浅く興味を持ちチャレンジすることで、自分の幅(レンジ)を広げることにつながり、先の読めない現代においてはより強力な武器になる。周りは気にせずコツコツを多くの経験を積み上げていけば良い!
今回は読み進めるのに疲れたらそれまで読んだ箇所をnoteに吐き出すというのをやってみた。このやり方だとボリュームが多くてアウトプットまでに時間がかかることを軽減できる感触を得た。使い分けていこうと思う。
長々とお読みいただきありがとうございました。
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