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ホットヨガをやめたら痩せた

コロナ禍突入直後、ホットヨガの大手、LAVAを退会した話。

結婚式が決まった頃。
もちろん私は太っていた。
結婚式…葬式とツートップで人生で一番人に自分を見てもらう儀式だ。
この体ではまずい。少しでもきれいになってドレスが着たい。
また燃焼スープダイエットでもするか…(飽きて毎回自然終了する)
そんなことを悠長に考えていたが、当時友達に勧められたホットヨガに惹かれた。
私は早速体験入会に出向いた。

暑い部屋でインストラクターの指示通りに体を動かし、滝のように汗をかく。
え、こんなところも玉の様な汗が?というくらい、全身から汗が噴き出す。
初めての体験はとても気持ちよくて、迷わず入会したのだった。

初めの3ヶ月は、全国どこの店舗も行き放題でバスタオルも貸し出しあり、それで2,300円ほど。まあ安いし、気持ちいいし、仕事帰りに行けるほど遅い時間までレッスンがあるので通いやすい印象だった。
ただし、3ヶ月間、月額2,300円であるためには、その3ヶ月以降6ヶ月の通常料金での契約が義務付けられていた。
かなり昔の話で、条件や値段は今と違うはずだから、もし興味があればご自身で調べてみて欲しい。

その最初の3ヶ月は、かなり積極的に通っていた。
仕事帰りにそのままレッスンに向かうので、大きなカバンに入れた着替えを会社まで持っていき、定時に上がって梅田の店舗に向かう。
週2〜3は通っていた。
インストラクターはみんな元気で明るく、会員証を渡すときには笑顔で名前を呼んでくれて、心あたたまる少しの会話とともに送り出してくれる。
レッスン中も、動きが難しければ補助に入ってくれたり、綺麗にできていれば「もう少し腰を引いて…OKです!綺麗!」と嬉しい言葉をかけてくれる。
最高だった。

ダイエットの効果も、少し出てきていた。
滝のように汗をかいたあとは、不思議と空腹感もなく、気持ちの良い疲労感に包まれこのまま風呂に入って寝たらどんなにスッキリすることだろうと思いながら電車に揺られて帰っていた。
LAVAにはシャワーが付いているが、シャンプーやボディソープでしっかり洗う時間はない。たくさんの人が同時にレッスンに入っているので、レッスン終わりのシャワーは争奪戦なのだ。空いているときであればゆっくりと使うことができるのだが、待っている人がいるとなるとそんなことも出来ず、サッと汗を流して出ることになる。

3~40分かけて家にたどり着くと、まず風呂に入り、少しその辺のものをかじりつつ、明日の弁当作り。洗濯物がたまっていればまわし、乾いた服を畳む。夫と協力してやっているがやはり時間はかかる。
仕事終わりの21時からレッスンに入ると、22時に終わって家に着くころには23時になっていた。
その時間から上記の家事をこなし、ぼんやりスマホを見る時間もなく気絶するように眠る。
その生活を続けるうちに、だんだんとヨガに行く日がストレスになってきてしまったのだ。
時間が無く掃除する暇もないので散らかったままの部屋、だんだん雑になっていく弁当、充分にとれない睡眠時間、たまったストレスは食欲となって表れた。さすが、デブの見本である。

挙げ句の果てにヨガに行く前の空腹に耐えられなくなり、うどんを食べてからヨガに向かう日が続いた。
一日仕事したし、ヨガ行くしええやろ!と思っていた。お前は時間を削って太りに行っている。

ボーナスタイムの3ヶ月が終わり、通常料金となった。値段はわかっていたはずだけど、引き落としの額を見てびっくりしてしまった。

なんと16,800円。
えっいやいや…えぇ…?

困惑しながらも、引き続き通っていた。
仕事の繁忙期などもあり、少し頻度は落ちていたが、こんな高い月謝を払っているのに最低週一ではいかないともったいないという思いだけが私をLAVAに向かわせていた。

LAVAはレッスンを予約していても、開始1時間前まではペナルティなくキャンセルができるので、前日までに予約しておいた仕事終わりに入るはずのレッスンを、何度も行く直前にキャンセルした。

LAVAには様々な強度に合わせたレッスンがあり、自分の好みのレッスンもわかってくる。それと同時に、好みのインストラクターも決まってくる。みんな丁寧で優しいのだが、なんとなくこのインストラクターとは合うな、とか、この人の少し厳しいところがいいな、とか、そういう好みが合うインストラクターが見つかるのだ。

好きなインストラクターのレッスンをなるべく狙って予約して通っていたが、ここが私の思ったLAVAの悲しいところ、インストラクターの店舗間での入れ替わりが非常に激しいのだ。

○○先生(インストラクター)は扇町店に移動になりました!なんばに!天王寺に!
行けるかい。
行けるかいそんなもん。
全店通い放題の契約をしているが、実際私が通えるのは家の近所と職場の帰り道の梅田店のみ。
好きなインストラクターをおいかけてこれ以上時間を使い他店舗に赴くほどに心は入っていなかった。

もちろん入れ替わりで新しいインストラクターが自分の通っている店舗に来るし、その出会いも楽しかった。
家の近所の店舗にいたインストラクターが梅田店に異動になり、わーうれしいー!と言いあったこともあった。

嬉しい再会!


しかし、顔見知りということと、レッスンが好みと言うのはまた別の話で、次第に自分に合うインストラクターのレッスンが少なくなっていき、やる気もだんだんなくなるけど、高額な月謝を払っているので行かなければもったいない、でも行ったらその日の晩は時間が無くなにもできない、汚い部屋、たまる洗濯物…

負のループに陥っていた頃、世界は突然、新型コロナウイルスに襲われた。

ホットヨガのレッスンは密室で、温度と湿度を上げた空間で行われる。
まれに、レッスン中にドアを開けてお手洗いなどに行く人がいると、外から流れ込んでくる常温の風を受け「冷風きもち~」と思うほど、外との温度・湿度差がある。家では到底できないこの環境の為にお金を払っているのに、コロナウイルスまん延防止の為の換気で常温の部屋でヨガをするなら、もうそれはホットヨガではなくなるんじゃないのか。
実際、他店舗で感染者が出たとのお知らせもあり、私は怖くて行けなくなってしまった。

でも、ちょうどよかった。
月謝を払っているという後ろめたさを含めた惰性で通ってしまっていたから。
2020年の夏まで、休会届を出して会員は継続する形で休会することにした。
その後、もう行かないなと判断しマンスリー会員を解約した。
LAVAは、永久会員制をとっており、一度会員になると解約はできない。
月謝を払っている現在のマンスリー契約を解除する、という形だ。
なので、単発でのレッスンは今も受けに行くことができる。
マンスリー会員ではないので、毎回お金を払ってのレッスン受講となる。
行ったことはないが。

冒頭に話した肝心の結婚式はほどほどの太さ(普通に太い)で出演し、そのあと2021年4月に自分の太さに気づき目覚めるまで、順調に内臓脂肪と皮下脂肪を蓄えていった。

自分の中での自分の太さの、認識のずれと甘さ(不倫会見で芸能人がよく言うフレーズ)にやっと気づいた私は、一瞬、またホットヨガに通おうかなとも思った。
しかし、またどうせ同じ理由で通わなくなるだろうと判断し、見送った。この判断は本当に良かった。
だって月に16,800円も払わなくても、痩せることができるとわかったから。

仕事帰りの時間を割いてホットヨガに行くのをやめて、家に早く帰ってそこら辺の道を走った。
LAVA梅田店の周りの一人でも入りやすい飲食店に吸い込まれずまっすぐ家に帰り筋トレをした。
甘いカフェオレをやめてブラックコーヒーにした。
朝ごはんをたっぷり食べていたがプロテインに置き換えた。
仕事中につまんでいたチョコレートを無塩のナッツにした。

すると、みるみる痩せていった。今まで数々こなしてきたナントカダイエットより、はるかに効果があったし、筋肉がつき脂肪が落ちてきれいに痩せていった。
プロテインやナッツは安くないし、水分補給にはBCAAという怪しい(と最初思った)粉を水に溶かしてがぶ飲みしている。
全てがタダではもちろんないが、月に16,800円は到底かからない。

タイトルにした「ホットヨガをやめたら痩せた」というのは語弊があるかもしれない。
私には合っていなかっただけだし、何より当時は意思が弱すぎた。
確実な意思をもって取り組めば、ホットヨガでもなんでも結果は出る。
この記事は、ホットヨガLAVAに通った私の一つの体験談として読んでほしい。
将来、仕事もやめて時間とお金に余裕が出来たらまた通いたいと思うほどには、ホットヨガは気持ちいい。

でもわたしは今日も、道を走る。タダだから。

ダイエットにあたってAmazonで揃えた私のお勧めを貼っておくので、みていって欲しい。今まで記事で何度も紹介しているけど。

↑BCAAである。運動中の水分補給はこれにしよう。

↑胸の揺れが痛い女性は運動時必須。
私はこれをずっと使っている。

↑手首と足首に着けて運動負荷を上げるのに必須。
自分の体が重くてそれどころじゃない人はまだ必要じゃないかもしれない。

↑白米はロウカット玄米とハーフ炊き。
とがなくていいしとってもおいしい。

↑任天堂様の最高傑作、リングフィットアドベンチャー。
まじで2出して欲しい。私はこれがなかったら今も腹を揺らしてラーメンを食っていた。買ってくれ。

Amazonで痩せよう。
では。

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