見出し画像

ひとりっ子は「平和主義」を実感した話。

おはこんばんちは。やんもです!
今日は、ひとりっ子のステレオタイプについて、1人息子に当てはめ納得したのち「最高じゃん」と思ったことを備忘録していきます。


ひとりっ子の性格は「打たれ弱い」「平和主義」「優しい」?

「ひとりっ子 性格」など検索すると(またそういうの検索して一喜一憂するのがやめられない奴なのはスルーで✋)、兄弟構成と性格について書かれている本がいくつか出てきますよね。

私自身は末っ子なのですが、当てはまっているものとそうでないことがあるなぁ〜と感じていて。血液型占いよりは納得感があるものの、100パーセント鵜呑みにすることもないなぁ、という感じに思っていました。

本にはたいてい、ひとりっ子の良い面として
「優しい」「平和主義」
逆に言えば
「打たれ弱い」「ケンカが苦手」
と書かれていたりします。

あとは「マイペース」「想像力が豊か」「おっとりしている」とか「食べるのが遅い」とか「人に合わせられない」「感情が顔に出がち」「素直」とかね。どれもステレオタイプでしかないので、当てはまる人もいれば、当てはまらない人も当然いることと思います。末っ子でもおっとり打たれ弱い子はいますし、平和主義で素直な長男だっています。

従姉妹の大喧嘩にドン引きする息子はやはり「打たれ弱い」。

さて、息子にはありがたいことに、同世代のいとこが何人かいます。近所に住んでいてよく会える環境なのもあり、今日は3きょうだい(女・女・男)のいるお家に遊びに行っていました。

近くに住んでいて遊んでくれて、ものすごく感謝している存在なのですが、そこはやはり3きょうだい。つかみ合いのきょうだいゲンカは避けられません。

今日も、ふとしたきっかけで中間子と末っ子のケンカが始まりました。6歳と4歳です。リモコンで叩く、頭を叩く、服をひっぱり顔をひっかく、足で蹴る。レスリングのような攻防が続く中、ふと息子を見たらドン引きの顔で固まっていました。笑

ケンカを見たことがないわけではありませんが、そこまで激しいケンカは珍しかったようで…。

最後には、とばっちりで息子も一発頭を叩かれ、一度は睨み返すも、フ…ヒェェン…と泣いて終わりました。やり返すことなく、その後は笑顔でお別れ。(普段は仲良しで、いとこはみんなほんとに良い子たちなので性格に難ありとかではありません。誤解のないよう念の為)

夜寝る間際に「今日、叩かれたやんか?あれで2000ポイントは減った」とゲーム風に言ったので「そうなん。金リンゴ食べなあかんな」とマイクラ返しをしたら、「ザッザッザッ」とマイクラ擬音付きで食べていました。笑笑 

息子からケンカをふっかけることもありますが、基本的に年齢の上下関係なくやり返されたらそこで戦意喪失。負け戦に終わります。


そんな一連の流れを見て

先ほど書いたひとりっ子の特性である
「優しい」「平和主義」「打たれ弱い」「ケンカが苦手」
というステレオタイプを息子は見事にもってしまっているなあ〜!と納得せざるを得ませんでした。


そして、何がなんでも兄弟が必要なはずだ。と2人目不妊をこじらせていた私としては、帰ってきて気楽そうにひとりYouTubeを見る息子を見て「家はこの子にとって安全基地なんだな」と、少し救われたのでした。「だから兄弟よりひとりっ子の方が良い」とまでは思わないけどね。良いも悪いもない。環境に染まっていくのみなんだと。

「平和主義」がプラスにはたらく時代。

ひとりっ子で大人とだけ暮らしていれば、同世代と遠慮なくケンカする経験が少ない。というのはやはりありますよね。遠慮なくケンカしている幼なじみがいると言う人もいるでしょうけど。。ドラえもんでも、のび太は無理な争いを避けていますし、しずかちゃんは平等思考。妹のいるジャイアンはその点タフに描かれていますね。(そこまで意識したのかは知らんけども)。

一昔前であれば「負けるな!男だろ!やり返せ!」と言われていたことでしょう。今でも祖父母世代からは息子もそう言われたりします。私としても「そんな弱くて小学校やっていける?!」と思う瞬間があります。

しかし時は令和。

少しでも叩こうものならパワハラだと言われる時代。「さるかに合戦」のサルはカニを殺さないし、カニはサルを許す時代。多様性を認めあい、否定しない時代。

打たれ弱くて損をしたり、時に心を痛めることがあるかもしれない。けど。息子を見ていたら、平和主義最高!!!友達でも恋人でも同僚でも最高でしかない!!!と心から思ってしまいました(親バカも含む)。

それまで、「ひとりっ子は打たれ弱い」など書かれている記事に少しばかりイラッとしたり、ショボンとしていたりもしましたが、息子を見たら、実に素敵な特性ではないか!クラスにひとり、こんな子がいてほしい!と心から思いました。(やはり親バカも含む)

思えば、ひとりっ子の友だちはみんな「優しい」。

もちろん家庭環境や持って生まれた性格があるので、全員が全員そうではありませんが。

私がこれまで出会ったひとりっ子の友達は、思い返すとのきなみ平和主義の優しい人が多かったです。損得勘定がないというか。(あくまで私が出会った子たちですけどね。安定した家庭環境というバックボーンも大きかったのだと思われます。)

ひとりっ子だから、とか当時はまったく意識していませんでしたが…大学で出会った2人の友だちはどちらも「なぜこんなにも、平等に優しいのか?」「なぜこんなにも、寛容でいられるのか?」と何度も思う瞬間がありました。飲み会に「気分じゃないから行かない」と言ったとしても「そうなの?来るなら言ってね」で終わらせてくれたり。適度に無関心でいてくれるのに、頼れば見捨てず応えてくれるような子たちでした。ひとりっ子だから、だけではないとは思いますが…。理不尽に虐げられTHE歪んだ性格となっていた末っ子の私としては、メリットもないのに優しくしてくれるなんてまじで神なの?精神大人すぎない?とよく思ったものです。

のちに会社で出会ったひとりっ子の上司も、厳しさをもちつつも誰にでも平等・公平をモットーとしてくれている人でした。「私はひとりっ子だからね!誰かだけもらえないなんて、考えられない」といったことを言っていたのが印象的でした。

これまた、弱肉強食の早いもん勝ちで育てられた私としては、青天の霹靂でした。ただ待っていても自分に平等に回ってくるなんて天国じゃん…。と、割と真剣に思いました。もちろん、もっと優遇されている末っ子も世の中には山ほどいると思いますが、我が家はとにかく主張しないと自分には回ってこなかった。笑

さいごに。


いろんなひとりっ子がいるのは大前提として
争いに不慣れであることをむやみに心配することはないのだ。と心から思います。

本人がそれでつらい思いをするのは避けたいけれどね。成長しながら必要なスキルを身につけていくのを、見守るしかできないです。

兄弟喧嘩経験がないと「加減がわからない」や「自分の感情をうまく出せない」のも事実としてあるかなと思う。効率の悪さはよく長子の特性としても書かれていますね。

ちなみにきょうだい構成×性格の本にはよく
「ひとりっ子と末っ子は相性が良くない」と書かれがちですが、あれは否定派!私末っ子、大好きな友達も尊敬する上司もひとりっ子でーす!!!

そんなかんじで。
まとまり悪いですが、今日ふと思ったことでした。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?