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2024/6/3 定額減税スタート 経済の好循環につながるか

2024/6/3 夜のニュース比較

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定額減税スタート 経済の好循環につながるか

広内アナ「政府は定額減税で消費を喚起し、経済の好循環に繋げたい考えですが、専門家はこうも指摘しています。」
星アナ「消費者は将来的に使えるお金が増えていく見通しが立たないと、消費に積極的にはならない。減税規模の内、消費に回るのは2割から3割程度ではないか。
広内アナ「明後日には4月の実質賃金が公表されますが、経済の好循環を実現するためには、物価上昇を上回る賃上げを定着させる必要がありそうです。」

NHK:ニュースウオッチ9

6月 定額減税始まる

小川アナ「減税は減税ですから嬉しいという声もVTRにありました。様々な声ありますけれど、この1回の減税で企業や自治体などは大きな負担を被ることになっている。これ、どうご覧なりますか?」
宮田裕章氏(慶應大学医学部教授)「色々な思惑のもとで走った減税なんですが、やはり予測だけじゃなくて効果も実際検証した方がいいですね。これは生活者がどう感じたか?それが国として、GDPに貢献したか?だけじゃなくて、今示したように対応コストだったり、人件費とマイナス部分もあるんですよね。それも含めて、一体これが何だったのか?は検証はやはりすべきだと。1つ惜しむらくは、こういう細かい個別対応の仕組みを作ること自体は、本来レガシーにもなりうるはずだったんですよね。今回これを1回で捨ててしまうということなので、本当に大きな損失なんですが、コロナの時、海外では何をしてたか?というと、一人一人の所得とか苦しさに応じて、迅速に給付が出せた訳ですよ。もし、今回そういうような仕組みを1つレガシーにしながら、多様な人に寄り添う仕組み、これデジタルで作れば、良かったのになと感じますね。
小川アナ「そうですね。システムとして、仕組みとして、どうなのか?」
星浩氏「今の給付のシステムにはマイナンバーカードまで普及して、そのマイナンバーカードと銀行の口座を紐付けなきゃいけないですね。ただ単に所得を把握して、例えば年収500万円以下の人に一斉に給付できるシステムをやろうと思えば、そう難しいことではなくて、先進国では当たり前のシステムですよね。」
宮田氏「いやあ、その通りなんですよ。そういう意味では、住民税の仕組みを使えば、苦しい人達には、もう給付が出来るし、所得まで押さえれば申請もいらなくなる側面もあるんですね。」
星氏「ただ、今回の減税は政策としてもインフレを加速するんじゃないか?とか、借金をして減税とは何事か?といった問題いっぱいある他に、岸田さんが政権浮揚策として使ってるということで、色んな意味で問題が多過ぎるんですよね。ですから、ただ国民の意識は少しずつ変わり始めていて、一時的な掴み金が欲しいというよりは、将来不安を解消して欲しいとか、将来世代につけ回しすることを少しずつやめていきましょうという意識に変化してるので、どうも国民の意識を読み誤ってるんじゃないか?というのが、かなり深刻な問題だと思いますね。」
小川アナ「長い目で見た時の安心をくださいという思いもありますし、今月から電気代も値上がりしますからね。どれだけ恩恵の実感を得られるのかどうか?これかなり疑問符がつくところです。」

TBS:news23

衆議院特別委員会 政治資金規正法改正案 4日採決で与野党合意

広内アナ「法案の採決を前に、日本維新の会と自民党の間で再び調整が行われています。先週、賛成の方針を示した日本維新の会に対し、週末、他の野党から細部に悪魔は棲むとして、よく細部をチェックすべきだとけん制する声が出ていたんです。政治とカネの問題は再発防止を図り、信頼を回復出来るかどうか?が焦点です。自民党の修正案で抜け穴を塞ぐことが出来るのか?明日、岸田総理は説明を求められることになります。」

NHK:ニュースウオッチ9

政治資金規正法改正案 4日に衆議院特別委員会で採決へ

小川アナ「10年後の公開ということで、岸田総理、修正案について踏み込んだという風にはしていますけれども、10年後。実効性はどうなんでしょう?
星氏「そもそもちょっと経過を辿りますと、公明党との協議の中で、自民党では麻生副総裁とか茂木幹事長は公明党に譲歩すべきじゃないと、かなり強く主張してたんですけども、三役の一人の森山総務会長が迷惑かけた方、自民党が譲るのは当然だろうと、ある意味では至極常識的なことを岸田さんに伝えて、岸田さんが最終的に折れる決断をした訳ですね。しかし、よくよく見ると、抜け穴だらけでして、この中でも例えば、パーティーの話は、パーティーというのは1回につきなんですね。そうすると、20万円超だったのが5万円超にしましたけど、5万円超で4回開けば、今までと同じようなことが出来るという仕組みですから、明らかに抜け道ですよね。政策活動費について言うと、だいたい政治資金の関係の犯罪では時効は5年が多いんですよね。そうすると、公開した後は犯罪がわかったとしても立件はできないということですし、今の自民党の案では、これに黒塗りがいっぱい出てくるということも考えられるので、場所とか名前とかですね。そうすると、ほとんど実効性はないということになってしまいますよね。」
藤森アナ「変わらないままですか。」
小川アナ「まだこの期に及んで10年後に公開される領収書などが黒塗りの可能性がある?
星氏「全くそこは否定しておりませんので、このままいくと、10年後見たら、かなり部分が黒塗りでしたということになってしまいますね。」
小川アナ「すっきりしない修正案ですけれども、この週末にJNNが行った世論調査では、7割の方が評価しないと答えていまして、世間の目はかなり厳しいものになっていますね。」
宮田氏「そうですね。今回の一連の対応は、まず甘めの案を出しておいて、ちょっと思わしくないので、調整としているということなんですが、これで良くなったかどうか?その保証はない訳ですよね。今の話だと、やり方を変えれば、いいだけになってしまっていると。国民の方を見ていない、自分達が使いやすいようにという論理が先行してしまってるのかなということですね。そもそも一連の裏金問題、何か?と言うと、使途の見えないお金が跋扈(ばっこ)することによって、不誠実な利害関係者が政治を歪めている可能性がある訳ですね。それをどう変えなきゃいけないか?ということが根本にある。派閥の解散とか、今回の規制法みたいなの出してきたんですが、一連のこの対応が、そもそも問題の根本に対して十分アプローチ出来てない可能性が、やはりまだあるんじゃないかということですね。」
藤森アナ「もうこれ、東京地検特捜部が裏金事件の強制捜査に入ってから、もう半年くらい経って、これだけやっていて、例えば、自民党内で、さすがに国民目線不在だと言って、声を上げて大きな流れ作るとか、そういうのないんですか?」
星氏「私は、自民党は3つの過ちを犯してると思うんです。1つは、裏金自体ですね。裏金という、非課税という枠を使ってる。もう1つは、その説明。秘書のせいにしたり、会計責任者のせい。嘘をついている。それから3つ目の再発防止が、いかにも抜け穴だらけということで、何か3連発の過ちということですので、ただ岸田さんからすると、これでとにかく半年の騒ぎの区切りをつけたいということで、採決を急いで、来週は外遊、イタリアサミットに向かうというスケジュールになってくる訳ですね。」
小川アナ「この先なんですけども、どうなっていくでしょうか?岸田さんとしては、一山越えたという感覚はありますか?」
星氏「そうですね。参議院に審議は移りまして、イタリアサミットに岸田さんが出掛けている前後に可決して成立するというスケジュールになっていまして、国会は23日までですので、この国会では成立すると。非常に中身は不十分な内容ですが成立して、一区切りということなんですけど、最終的には、これでは不十分ということで、野党は不信任案を提出して、国会の会期末直前に山場を迎えるんですけど、岸田さんがそこで区切りがついたので、ここで解散総選挙で国民に判断してもらおうと。一連の問題についてですね。そういう判断をするか?しないか?その辺が来週にかけて、この国会での最後の山場となってくると思いますね。」
小川アナ「どのくらい、その可能性が?」
星氏「私は、まだ2割くらいはあるかなあと思ってるんですけどね。」
小川アナ「その時には国民としての意思を示すということなのかなという風に感じます。」

TBS:news23

国際

その他

NTTドコモ 「空飛ぶ基地局」商用化へ

小泉耕二氏(IoT NEWS代表)
・「HAPS」2026年までに商用化は世界初
・スターリンクと比べ打ち上げリスク低
・課題は重い設備運ぶパワーと長期間の滞空

堤アナ「特に災害時などにはリアルタイムで情報収集が出来るメリットは非常に大きいです。有事の際に繋がる手段を持っておくことは大切なことだと思います。」

フジテレビ:Live News α

住友不動産 スタートアップ支援を強化

崔真淑氏(エコノミスト)
・空間経済学の観点からも意義深い試み
・島根・松江市での先進的な取り組み
・「経済再生には30年」円滑な“新陳代謝”を

堤アナ「まだ広く知られていない製品やサービスは、たくさんあります。その価値を体感できる場を作り、見える化が進んでいくと、様々な可能性が広がっていくように思います。」

フジテレビ:Live News α

各局別

NHK:ニュースウオッチ9

テレビ朝日:報道ステーション

テレビ東京:WBS

日本テレビ:NewsZERO

TBS:news23

フジテレビ:Live News α

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