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2022/9/1 秋の値上げラッシュ 生活に打撃

2022/9/1 夜のニュース比較、文字起こし

値上げ・円安

値上げラッシュ 食料品2万品目超

田中アナ「消費者にとっても、スーパーにとっても値上げの影響、まだまだ大きくなりそうですね。」
山内アナ「そうですね。動物園も34年ぶりに、という決断ということでしたが、もう1つ為替の動きにも注意が必要です。今日の円相場、24年ぶりの円安水準を更新しました。円安が加速する影響で今後更なる値上げにつながる可能性もあるんですよね。」
田中アナ「はい、心配ですよね。家計への負担を和らげるには、賃上げも必要です。企業側を見てみますと、内部留保が増えて、過去最大になったという統計もあります。出来るところから賃上げを加速してほしいと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

9月も値上げラッシュ 家計直撃

国山アナ「帝国データバンクによりますと、今月値上がりする食品なんですけど、2400品目です。ただ、来月なんですが、その倍以上にあたる6500品目ほどが値上がり予定ということで、家計への負担が更に膨れ上がりそうですよね。」
小川アナ「そうですね。昨日の岸田総理の会見でも物価高、また家計への支援策というのは具体的には示されませんでしたから、これいよいよ何らかの手立てが必要になってきますよね。」
TBS:News23

秋の値上げラッシュ 生活に打撃

大越アナ「値上げが、これだけの多くの品目に及ぶということになってきますと、もう限界だという家庭であるとか、これからも増えていくのではないか?と思いますよね。」
渡辺アナ「そうですよね。」
大越アナ「そうなると、大事なのは、政治の役割ということになると思うんですよね。政府与党には効果的な対策を次々と打ってもらう必要があります。岸田総理大臣、こういうことを何度も口にしています。今は数十年に一度という難局。この難局を打破するんだ、突破するんだ、ということを言っています。その数ある難局の中でも、この物価高の問題。より多くの比重をこれから占めていくものと見られます。」
テレビ朝日:報道ステーション

長引く円安…新たな現象も?

佐々木アナ「24年ぶりという円安進行してるんですけれども、先ほど発表になりましたアメリカの雇用に関するデータ、失業保険申請する人少なかったり、予想よりも。ということで、相変わらず強い水準になっているんですけれども。アメリカが強い?」
市川眞一氏(ピクテ・ジャパン シニア・フェロー)「そうですね。明日、8月の雇用統計出ますけども、アメリカ非常に労働市場がタイトで、人手不足になっている、と。そうした中で物価を今安定させようとする時には、アメリカにとって見ると、輸入品の価格を抑えるのが一つ効果がありますので、そういう意味ではドル高は今、アメリカにとって見ると、むしろウェルカムの状況になっている訳ですね。そうした中で為替市場が動いていますので。」
佐々木アナ「となると、円安はどのくらいいくのか?ということで、もう140円見えていますけれども、どう見られますか?」
市川氏「私は140円は通過点だと思っています。」
佐々木アナ「通過点?」
市川氏「アメリカはインフレ対策で引き締め。日本の日銀は緩和をしている訳ですから、この真逆の金融政策が続く間は、ドル高円安が続く可能性が非常に高い、ということではないでしょうか。」
佐々木アナ「150円とかも見えてくる?」
市川氏「それも十分あり得ると思いますね。」
テレビ東京:WBS

新型コロナ

新型コロナ入院給付金 保険各社が支払い対象見直し

山内アナ「これ気になる方、多いかと思うんですけれども、新型コロナに感染した場合の入院給付金の運用については保険会社によって異なる場合があるということです。このため植村さんは、どのような対応が必要なのか?加入する保険会社と連絡を取ったり、発表の内容を確認したりするなど情報を入手することが重要、と話しています。」
田中アナ「見直しは早ければ今月下旬です。混乱を避けるためにも、保険会社には丁寧な説明を求めたいと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

国際

ウクライナ 行方不明の家族を捜し続けて

国山アナ「映像にありましたイーゴリーさんですけれども、2,3週間前にスマートフォンがインターネットに接続した記録があったということです。ただ、場所はロシアだったということで、盗まれて使用されたか、もしくは捕虜として連れ去られた可能性があるということです。」
小川アナ「そして、行方不明者数7200人というのは、わかっている軍関係者の方だけということになりますから、一般の方を含めると、もっと増えるということが予想されますね。そして、その一人一人に大切な人、家族がいるということになります。」
TBS:News23

その他

4月-6月法人企業統計 全産業経常利益が過去最大

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・日本は世界の中で内部留保が多い国
・従業員の賃金上がらず国内市場縮小の指摘も
・「良い内部留保」=設備投資&雇用創出
フジテレビ:FNN Live News α

東京都 都民割「もっとTokyo」再開

佐々木アナ「東京都が都民割を再開したら、予約殺到したんですよね?」
中垣アナ「皆さん、やっぱり旅行行きたい、という気持ちあるでしょうからね。」
佐々木アナ「ただ日本の場合は、インバウンドが動きません。規制緩和が進まないですよね。」
市川氏「これ私2つ理由があるんじゃないかな?と思ってるんですね。1つは季節性インフルエンザのタミフルやゾフルーザーのような汎用性の高い経口治療薬がまずまだない、ということ。そしてもう1つは、なかなかテレビでは申し上げにくいんですけれども、やはり政治が国民に対して自己責任を求めるということが、なかなか日本ではやりにくいところがあって、感染者の方が増えていくと、それは政府の責任であるということになりますから、どうしても政府としても慎重にならざるを得ないということだと思いますね。」
佐々木アナ「でも、その中で世界から取り残されてしまってませんか?」
市川氏「そうですね。いつまでも財政で経済支えること出来ませんから、やっぱり私達がどこまで、これをやっていくか?ということですね。」
テレビ東京:WBS

気象庁 九州から関東甲信までの梅雨明け 7月下旬に修正

大越アナ「梅雨明けの見直しって、これまでもなかった訳ではないですけれども、今回は7つの地方で1カ月後ろにずらすということですね。」
小木アナ「我々もスタジオで大越さんなんかと話をしていて、あれ?これ梅雨明けって言ってから、随分雨が降ってるけど、本当に梅雨明けなのかなあ?なんて話してましたよね。」
大越アナ「やっぱり温暖化なども背景にきっとあって、なかなか梅雨が明けて、そしてカラッとした真夏が来るという、かつてのような季節感というのが、だんだん境界線が見えにくくなってるのかもしれないですね。」
テレビ朝日:報道ステーション

カーボンニュートラル実現へ リチウムめぐり激しい争奪戦

山内アナ「これまで正直、人があまり意識しないくらい身近にある物なんですけれども、かなり戦略が求められるというか、リチウムをめぐる競争激しいですね。」
田中アナ「本当ですね。特に中国との競争ですよね。蓄電池の安定供給は、この先ますます重要になります。更に競争力を高めていく必要があるとして、電池の関連企業で作る協議会は3兆円規模の支援を政府に求めている、ということなんです。」
山内アナ「それだけのことだということですよね。車の電動化、そしてデジタル社会に脱炭素。いずれも電池が必要不可欠です。日本の競争力強化が待ったなしの課題です。」

福岡県福岡市 勤務間インターバル制度導入

有働アナ「しっかり休めて、仕事も生産性も上がった、と。廣瀬さんは、どう見ますか?」
廣瀬俊朗氏(HiRAKU 代表取締役)「スポーツの現場でも、試合でいいパフォーマンスをずっとするために、トレーニング、栄養、そしていい休養が大事だと思うんですけども、仕事も同じだと思いましたね。インターバルで時間的制約はある中で、色んな工夫が生まれることもいいなと思いました。あとは、同じボリュームでも、より短時間で仕事が出来た時に、そこに対する報酬があってもいいのかな、と思いました。で、一人一人の仕事が多様化してるので、一人一人に合わせた勤務体系を作っていく、というのも重要だなと思いますね。」
有働アナ「そうですね。やっぱり24時間働けますか?という時代は遠い昔のことですので、遅くまで頑張ったら、翌日はゆっくり。自分のためにも、会社のためにも、寝るのも大事です。」
日本テレビ:Newszero

ユニクロ リアル店舗の価格向上策

内田アナ「皆さんのご意見、本当に共感するポイントばかりでした。ちなみに私は優柔不断なところがあるので、お店の方のアドバイスはとても参考にしています。」
フジテレビ:FNN Live News α

くら寿司&BEAMS JAPAN 「SDGsメニュー」開発

渡辺広明氏(マーケティングアナリスト)
・回転寿司のコモディティ化 求められる差別化
・異業種コラボで新たな革新的価値創出を
・外食産業に迫られるSDGs&インバウンド対応

内田アナ「回転寿司には家族で足を運ぶ方も多いと思います。今回のメニューをきっかけに、家族でSDGsについて考えることに繋がっていくといいですね。」

<追跡>次世代型原発 動き出すか?

佐々木アナ「新設が進まないとなると、原発というのは再稼働というのが現実的なんでしょうか?」
市川氏「そうですね。原子力規制委員会が規制基準に適合してる、と判断した原子力発電所については、これはまず順次再稼働していく、と。その中で、建て替えや新設をどうするのか?ということを、やっぱり国の方針としても、しっかり考えていく必要があると思いますね。」
佐々木アナ「そうですね。ただ、エネルギーの少ない日本としては、安定的にエネルギーを確保するというのが、どれだけ大事か?というのが、本当にウクライナのことでわかりましたよね。」
市川氏「そうですね。新型コロナもありましたし、そしてウクライナの問題があって、世界的にエネルギー価格が高騰している中で、この主要国の関係で見ると、2020年のエネルギー自給率と、ロシアがウクライナに侵攻した2022年の2月24日からの為替の動き。各地域で見ると、エネルギー自給率の高い国は、対ドルで価格の動きを見てるんですけども、やはり価格変動が少なくなってるんですね。ここにはちょっと載せられなかったんですけれども、例えばノルウェーはエネルギー自給率727%なんですけども、対ドルでは12.5%、この間ノルウェークローネの価格が上がっています。」
佐々木アナ「価格が上昇してる、と。日本は?と言いますと、こちらですね。」
市川氏「自給率11%しかなくて、主要国の中でも最も低いです。その分、やはり円は売られている、と。」
佐々木アナ「ドルに対して、かなり売られている。18%くらい売られてしまっているんですね。」
市川氏「17.5%売られてるんですね。ですから、やはりエネルギー安全保障というのは、単に経済だけではなくて、国力に大きく関わる問題になってきますので、やはりこのエネルギーミックスをどうしていくのか?ということについて、ここで更に検討をしっかりし、確かな方針を決めていかなければいけない、と思いますね。」
佐々木アナ「安全に、安定して、そして採算も合う、というようなところで、国がどうエネルギー政策を立てるのか?ですね。」
テレビ東京:WBS

トヨタ自動車&日本製鉄 車用鋼材の値上げを合意

佐々木アナ「トヨタと日本製鉄が鋼材の値上げで合意しました。これはどういう意味を持つんでしょうか?」
市川氏「日本がずっとデフレが続いていた中で、その価格決定力というものについて考えると、消費者に近い川下企業の方が長いこと力を持っていた訳なんですけども。」
佐々木アナ「ここで言うと、トヨタの方が強かった訳ですね?」
市川氏「そうですね。ところが、これが新型コロナ、そしてウクライナ危機、これによって世界的にサプライチェーンが寸断されて、原材料価格、素材の価格が上がる中で、このパワーバランスがどうやら大きく変わりつつあるのではないか?と。つまり、川上の方に価格決定力が実は移っているのではないか?ということを象徴する出来事ではないか?と思いますね。」
佐々木アナ「そうなると、この動きが色んなところに波及するということが考えられるんでしょうか?」
市川氏「そうですね。やはり鉄もそうですし、鉄だけではなくて、例えば小麦の価格であるとか、色々な物の値段が上がってる訳で、どうもこの秋は最終製品に更に価格の上昇という形で跳ね返っていく。値上げの季節になっていくんではないか?という感じがしますね。」
佐々木アナ「そういったパワーバランスの変化というものが、そういう時代に入る、インフレの時代、物価上昇の時代に入る、ということを象徴しているかもしれないということですね?」
市川氏「これは明らかに日本もインフレの時代に突入しつつある、ということだと思います。」
テレビ東京:WBS

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