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2022/2/22 ロシア プーチン大統領 ウクライナ東部へ派兵指示

2022/2/22 夜のニュース比較、文字起こし

ウクライナ情勢

NHK:ニュースウオッチ9
【ウクライナ情勢 ロシア 親ロシア派支配地域“国家”承認】

星アナ「プーチン大統領、ウクライナを巡る自らの主張を通そうと次々と手を繰り出してますよね。」
田中アナ「そうですよね。次の焦点はウクライナ東部の武力衝突の行方です。もしこのまま続いて拡大するようであれば、事態は一段と悪化します。そして、アメリカが準備している強力な制裁がもし発動されれば、ロシアは大きな打撃を受けることになります。こうした事態にならないよう、今必要なのは自制と対話です。日本からも更なる働き掛けが必要な局面です。」

日本テレビ:Newszero
【ロシア プーチン大統領 ウクライナ東部へ派兵指示】

有働アナ「この状況、どう見てますか?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「専門じゃないので何とでも、という感じですけれども、2つの地域を独立にした上で、国内の平和維持活動の支援って言ってるけど、それって周辺諸国や他の国からすると、ある程度詭弁に見えるとも思います。つまり、内部の親ロシア派が大義名分があると言い出すようなことと、過去の戦争もみんなそうだったと思いますが、どっちにも大義がある状況というのは、ある程度戦争だったり武力衝突になることは避けられないんじゃないのかな、と素人ながら思うんですけれども、どっちかと言うと僕は中国がダンマリなのが気になるのと、ただ僕は長期化しないだろうと予測してますが、経済制裁自体はすごく尾を引きそうな気がしますけども。」
有働アナ「こういう力を背景にした現状変更というのが、もし日本の周辺で起きたらという風に考えてしまいますけれども、ウクライナのこの問題はエネルギーや株価など目に見える形で日本にも影響が既に及んでいます。」

フジテレビ:FNN Live News α
【EU ロシアへの制裁案発表】

三田アナ「ウクライナを巡る緊張が更に高まりましたが、どう見ていますか?」
風間晋氏(解説委員)「NATO、G7が厳しい制裁で合意出来るか?が、今日明日の焦点ですが、どうも腰が引けている印象です。思い出されるのは、1ヶ月前のバイデン大統領の失言です。記者会見で、小規模な侵入の場合、何をすべきかしないかなど、対応を巡って争うことになると言ってしまったんです。ホワイトハウスは慌てて訂正しましたが、全面侵攻でなければ、各国のバラバラな利害を乗り越えて、厳しい制裁に一致するのは難しい、と大統領の本音が出てしまった訳です。プーチン大統領はそこを突いてきました。独立の承認と平和維持部隊の派遣という先手を打って、米欧の結束を試してきました。」
三田アナ「そういうことですね。ロシアによる全面侵攻はあるのでしょうか?」
風間氏「そこは米欧のこれからの出方次第だと思います。ウクライナ軍が攻撃を始めれば、ロシア軍は自衛行動を理由にウクライナにより深く広く侵攻するに違いありません。また、制裁が不釣り合いに厳しいと判断したら、プーチン大統領はいつでも19万のロシア軍に全面侵攻を命じることが出来ます。NATO、G7はプーチン大統領の次の一手を気にしつつ、制裁の強度を決めなければならない、厳しい状況に直面しています。」
三田アナ「そうなんですね。対話を通じた事態の緩和に向けてもアメリカと同盟国、もちろん日本も含めて、真の結束が問われています。」

テレビ東京:WBS
【駐日ロシア大使に聞く 重大局面 ロシア軍派遣の先に何が…】

大江アナ「昨日のオンエアの後から事態は相当動きましたけれども、そうした中、今日駐日ロシア大使ガルージン氏に我々インタビューしました。15分の予定が2時間近く話したことになりましたけれども、本当に多くのメッセージを発信したいタイミングではあるんでしょうね。そうした中、注目はどういった部分ですか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「2点あるんですよ。まず、ウクライナについて、さっきのビデオでも出てきましたけれども、今いわゆる独立を承認した東部地域以外には兵を進めないということを強調していたのは非常に印象的でしたね。」
大江アナ「たしかにそうでしたよね。その点を本当に繰り返していたんですが、後はそもそもロシアが今のウクライナの政権の正当性を認めていないのだ、とそういう点も強調していましたよね。」
滝田氏「そこは強調してましたよね。そこは今後の火種になると思うんです。なぜならば、ウクライナ全体の中でもロシア系住民とのいざこざがある訳ですよね。そういういざこざに乗じて、やはりロシアが更に介入してくるんじゃないのか?というモヤモヤ感と言ったらいいんでしょうか?それが残ったと言わざるを得ないと思うんですよね。」
大江アナ「そうですよね。後は、ロシアとしてはNATOに相当脅威を抱いている、ということですね。」
滝田氏「今日のインタビューの中でも大江さんと一緒に聞いても、非常にこの点を強調していました。ここでは一種「安全保障のジレンマ」というのがあると思うんですよね。ロシア側の主張としては、冷戦終結後東ヨーロッパの国がどんどんNATOに入ってきて、NATOが拡大してロシアとしては脅威を感じてるんだ、という訳ですよね。ロシア側の理屈なんですけど、何をやってるのか?と言うと、防衛体制を強化してるんですよね。そうすると何が起こるのか?東ヨーロッパの国はそれに対する物凄い脅威、恐ろしいと感じを持つ訳です。そうすると、ますますNATOが拡大し、こういう悪循環のループが今起きてると言っていいんじゃないでしょうか。」
大江アナ「不信と脅威の悪循環ということですね。」
滝田氏「はい、今その局面だと思います。」

【ウクライナ情勢緊迫化 世界的株安 原油は100ドル目前】

大江アナ「もうプーチン大統領の動きを受けて、マーケット様々な分野が21日から大揺れとなっていますよね。まさにウクライナショック状態なんですが、エネルギーの供給が不安定になるのではないか?こういう思惑で原油、それから天然ガスの価格が上昇している状況ですよね。」
滝田氏「今、大江さんがおっしゃったようなエネルギー不安が一つ出てますよね。もう一つはマーケットが何とかなるだろうと思ったら、はしごを外されてしまって安全資産への逃避が起こっている訳です。金価格は上がって、一方で安全債、アメリカ国債の利回りが急低下するというようなことも起こってます。」
大江アナ「そうですね。また世界の株式市場見てみましても、アメリカはちょうど休場だった訳なんですが、21日は。それ以外では軒並み下落となりましたね。」
滝田氏「特にロシアですね。やはり昨日ロシアの株価指数、一時17%下落して、今日も一時10%下落してます。通貨ルーブルも下落してます。要するに、ロシアから資金が流出してる訳です。マーケットによる自動的な制裁が働いていると言ってもいいかもしれません。」
大江アナ「ルーブルも急落、と。そうした中で主要通貨についてはどうでしょう?」
滝田氏「地政学リスクある、地理的に近いヨーロッパのユーロが売られてますね。円は地理的に遠いですから、ユーロに対しても上昇してるし、ドルに対しても上昇してる。こういう構図になっていると思います。」
大江アナ「ウクライナ情勢にマーケットが振り回される状況、これはまだまだ続きそうですね?」
滝田氏「続くと思いますね。」

【ロシアの後ろ盾に中国⁉︎】

大江アナ「ロシアの動きを受けて、各国の対応続々と出てきています。そうした中、今日我々、駐日ロシア大使ガールジン氏にインタビューをしました。本当に長く色々聞いたんですが、ロシアがウクライナで強い行動に出られるのは、中国という後ろ盾があるからでしょうか?という質問をした時にガルージン大使、中国はロシアにとっては重要な存在だが、それとこれとは関係ない、と否定はしていましたよね。」
滝田氏「そういう風におっしゃってたんですけれども、やはり中国という存在がロシアの孤立を防いでいるという意味大きいと思うんです。今ニュースで出てきましたね、ドイツ向けのパイプライン、ノルドストリーム2がシャットダウンされたんですけれども、それだけに中国へのガスの供給というのは、ロシアにとって重要な意味を持っています。2月4日に中国とロシアの首脳会談が行われて、それまで現状では380億m3/年間に中国にガスを供給してるんですが、更に100億m3/年間給与するというと、かなり中国向けのガス給与が出来るという、ロシアにとって助かる要素だと思いますよ。」
大江アナ「ヨーロッパ向けが供給出来なかったとしても、中国という別の販路を確保してる。」
滝田氏「全くその通りなんですよね。その意味合いって、やっぱり中国が後ろ盾でないと言っても、世間がそう見てくれるというのはロシアにとっては一種の力になる訳ですね。そこを無視出来ない。」

新型コロナ

NHK:ニュースウオッチ9
【“先が見通せない”危機感訴える現場】

星アナ「この水際対策については、経済界からも更なる緩和を求める声が挙がっています。経団連の十倉会長は“入国手続きの簡素化などでもっと枠を広げてほしい”と述べました。その上で、経済活動の正常化に向けた出口戦略の議論を加速させる時期に来ている、という認識を重ねて示しています。」
田中アナ「ただ、重傷者が増えて、死者がこれまでで最も多くなるなど、医療現場は依然厳しい状況なのは、お伝えした通りです。感染対策と出口戦略、どうバランスを取り、両立させていくのか?コロナ対策は新たな局面に入っています。」

政治

その他

フジテレビ:FNN Live News α
【ワークマン キャンプ用品事業に参入】

鈴木智子氏(一橋大学ビジネススクール准教授)
・高機能&低価格の強みでブランド拡張
・カギは商品カテゴリー広げすぎないこと
・独自性のあるライフスタイルブランドへ期待

三田アナ「高い機能性と消費者に支持される安さを武器に多様化する需要を取り込むことが出来るのか?今後の展開が期待されます。」

日本テレビ:Newszero 
【フリマアプリ 他人免許証写真でなりすまし詐欺】

有働アナ「私、他人事じゃなくて、信じやすいから危ないなと思ったんですが、落合さんは?」
落合氏「そうですね、これ個人間のやり取りだから騙されたという問題ではないのかなと個人的には思っています。と言うと、例えばクレジットカードの番号や免許証の送付を求めてくる車の業者っていくらでもありますよね。その中から、まともかどうかというのを見分けるのは、非常に難しいんですが、例えばアプリとかを使っていれば、保険があったりとかでリスクが多少低くなったりすることもあるので、そうした方がいいと思います。」
有働アナ「今回きっかけとなったフリマアプリでも、アプリを通さず個人間取引に誘導したり、連絡先を交換したりすることを禁止しています。また、国民生活センターもトラブルに巻き込まれやすいと呼び掛けていますので、これ本当皆さんも十分に注意してください。」

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