籠/眞名井/天橋立「麓神社」4社巡りすべき?天皇を祀る古社【丹後王国シリーズ】【弘計皇子億計皇子シリーズ】
籠神社&眞名井神社&天橋立神社の3社参りでは片落ち!!「麓神社」も忘れずに。そして、天橋立神社書いていないことに気づく。
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2027/07/25 初版
▼HP なし
▼アクセス
京都府宮津市難波野上地143
籠神社、眞名井神社の道を北上です!
▼祭神・本尊と脇時
大鷦鷯尊(おおさざきのみこと):仁徳天皇
弘計王(おけのみこと):仁賢天皇
億計王(をけのみこと):顕宗天皇
※祖父:履中天皇
※父:市辺押磐皇子(いちのへのおしわのみこ)
※母:葛城蟻臣(かつらぎのありのおみ)の娘・荑媛(はえひめ)。
▼見どころ
「眉輪王の変」で、安康天皇が暗殺される事態になり、皇位継承が混乱した時期に、安康天皇の弟・大泊瀬皇子こと「雄略天皇」が政敵一掃を図っていた。その政敵の中には、次期天皇候補「市辺押磐皇子(イチノヘノオシハノミコ)」も含まれていた。市辺押磐皇子の子「弘計皇子・億計皇子」の身を危ぶみ、家臣・日下部使主より丹後に逃げ落ちたそうな。
丹後伝承によれば、弘計皇子・億計皇子は豊受大神を祀る丹後の豪族・今田三郎により匿(かくま)われたとされている。この今田三郎は丹後海人族であり、日下部氏の先祖の一人・浦嶋子の弟とされている。
その後、弘計皇子・億計皇子は播磨国明石や三木の志染の石室に隠れ住む。後に雄略天皇の皇子・白髪皇子が清寧天皇として即位したが、天皇は世継ぎに恵まれず、皇統の断絶を憂いていた・・・。ということで継体天皇に続く。継体天皇に係る神社は「継体天皇シリーズ」に任せて、この神社の話をします。
億計皇子・弘計皇子がこの地を去ったのちに、その素性を知った村の者たちが、二皇子とその曾祖父・仁徳天皇を祀る祠を建てたそうな。「難波野」の地名も難波高津宮を皇居とした仁徳天皇にあやかったものだとか。
右側に磐座っぽいものがあるなと思いましたが、裏を見ると石仏でした。そう神仏習合が残っています。
江戸時代には三宝荒神社と称していたことが記録され、1874年に「梺(ふもと)明神社」になり、現在の祭神が確認できる。
麓神社の例祭は飯遣福(いかり)・居在福(いありふく)という習俗が残り、これは旅立つ二皇子に赤飯を奉った故事に因んだもので、毎年12月の第一日曜日に神社に赤飯を供えた後、それを氏子で分け合う。その祭祀は籠神社が行う。(再掲)
→地蔵石仏
→最後に歴史を!
454年、仁徳天皇の皇子・大草香皇子(おおくさかのみこ)が殺される
安康天皇が弟・大泊瀬稚武皇子(おおはつせわかたけるのみこ)の妃に草香幡梭姫皇女(くさかのはたびひめのひめみこ)を迎えたいと願った
この願いに、皇女の兄・大草香皇子は承諾し、結納品として押木珠縵という宝冠を献上しようとしたが、使者として派遣された根使主はこの宝冠を我が物とするため、大草香皇子が断ったと虚偽の報告をする
この讒言を信じた天皇により、大草香皇子は誅殺されてしまう
456年、7歳になった眉輪王は、天皇と母が話しているのを偶然聞き、父が安康天皇によって殺された事実を知る
酒に酔って母の膝枕で眠る安康天皇を、幼い眉輪王は刺し殺してしまう
安康天皇の弟・大泊瀬皇子は、兄・八釣白彦皇子を問い質し、黙って語らない八釣白彦皇子を斬る
481年、身分を隠し、播磨明石で縮見屯倉首(朝廷直轄領の管理者)忍海部造(おしぬみべのみやつこ)・細目に仕えて牛馬の飼育に携わっていた
雄略天皇が崩御し、清寧天皇となる
億計皇子・弘計皇子が大和を離れてか25年が経っていた
細目の邸で開かれた宴において弟・弘計皇子が出自を明かしたことにより、二人は子のない清寧天皇に後継者として迎えられた
484年、清寧天皇が崩御する
二皇子は次期天皇の位を譲り合いをし続けて決まらなかったため、叔母・飯豊青皇女が摂政となった
間もなく飯豊青皇女が亡くなり、翌年弟・弘計皇子が即位
今があるのは身分を明かした弟の功績であるからと、億計皇子は最後まで固辞した
487年、弘計皇子(顕宗天皇)が崩御し、兄・億計皇子(仁賢天皇)が即位す
1874年、「梺(ふもと)明神社」に名称変更
1883年、村誌取調帳によると、村の北に病死した二皇子の従者の墓があるとか
▼旅行記
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