通常非公開!南禅寺禅センター「光雲寺」紅葉時期公開されるらしい【哲学の道】【南禅寺から銀閣寺へ】
哲学の道を北に向かって歩いていると、左手に緑に囲まれた大きな瓦屋根が見えるのが光雲寺。その後、紆余曲折あったが今は「南禅寺禅センター」になる。永観堂や哲学の道に程近い光雲寺は、徳川秀忠の娘で、後水尾天皇の中宮・東福門院和子の菩提寺。
変更履歴
2022/04/08 初版
▼HP なし
▼アクセス
※後述「▼見どころ」参照
▼本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
寺の近くに20台ほどとめられる有料駐車場がある。駐車場から歩くと鳥のオブジェがあるなと思うと、動いた・・・びっくり。
「第54回京都非公開文化財特別京都非公開」は13年ぶりに公開だそうです。
さて、公開する宝物は「仏殿」、「庭園」、伝運慶作の「聖観音坐像」など東福門院ゆかりの寺宝公開。永観堂や哲学の道に程近い光雲寺は、徳川二代将軍秀忠の娘で後水尾天皇の中宮・東福門院和子の菩提寺。
仏殿内には、運慶作の東福門院念持仏「聖観音菩薩像」が前面に出され、東福寺などと同じく高~い須弥壇に「東福門院像」が安置されている。本尊には、釈迦如来坐像で左に阿難、右に迦葉(かしょう)を安置する。
本題の「伝運慶」の仏像だが、持念仏なので小さいが、精密で表情も柔らかく、衣文も綺麗で美しさを感じる。ただ、運慶作と言われれば、可能性は低い。どう見ても運慶が作成する観音の顔立ちではない。快慶・肥後定慶・行快にも見えず、慶派という感じもしなかった。印派か円派が無難なところだと思う。ただ、よい仏像なのは間違いない。
元々摂津(今の大阪府北部)にあった寺で、1661年ごろに、南禅寺の禅師に深く帰依した「東福門院和子」が、現在の場所に移転させた。奥の廊下を直進すると方丈があり、方丈には東福門院直筆の日記などが展示されていた。廊下を右に曲がると”宗達の兎の間”がある。庭園は、7代目小川治兵衛が大幅に作庭し直した池泉式回遊式庭園になっている。
▼旅行記
▼セットで行くところ
日向大神宮→南禅寺→永観堂→若王子神社→光雲寺→大豊神社→雲鑑寺→安楽寺→法然院→銀閣寺・八神社