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世界遺産・元元興寺の社寺「福智院」「伝香寺・十念寺・阿弥陀寺・大国主命神社」【奈良まちシリーズ】

ならまちをフラッと歩いていると神社仏閣と出くわします。ちょっとした神社仏閣をサラッと書きます。

変更履歴
2023/03/12 
大国主命神社公開されていたので写真追加
2023/02/04 伝香寺更新
2022/12/24 初版

▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽福智院(奈良市福智院町46)

 「ならまち」の東側、「荒池」の南側にある真言律宗の寺院です。海龍王寺・玄昉ゆかりの寺で、荒廃した後は西大寺につながりの強い叡尊が再建。



 千体仏を持っている地蔵大仏と言われる地蔵菩薩坐像@重文。なかなか良い雰囲気の地蔵菩薩。お地蔵さんのイメージで見ると、びっくりするかと思います。

2017年 あべのハルカス「奈良西大寺の仏像-(前期)」
 「興正菩薩坐像」とは叡尊を示した仏像であり、なんと言っても「まゆげ」が特徴。真言律宗には叡尊仏が多く、携わった時代(年齢)なのか、仏師の力量かはわからないが、並べられたのを見比べると面白い。今回、西大寺展@大阪の前期の1位はこの寺の「興正菩薩坐像」が一番良かった。

 毎年7月23日の「地蔵盆」や玄昉忌などがあり、地域の身近な寺のようだ。地蔵盆が残っているって京都ぐらいかと思っていたが、古都・奈良も残っているんですね。

▽伝香寺(奈良市小川町24)

 「裸のお地蔵さん」として知られる秘仏・地蔵菩薩立像を安置している。
衣の着せ替えは何よりの供えとして妙法尼が母の菩提を弔うために1228年に造立。
 しかし、ホームページが寺より幼稚園を前面に出しているのも面白い(笑)。京都では長期的な安定経営をすべく、境内にマンションを作るところが出ているが、幼稚園などの方が合っているような気がする。少子化だけど・・。

 本堂@重要文化財には釈迦如来坐像が安置されているのだが、ここは豊臣秀吉ゆかりの京都・方広寺の釈迦如来大仏のミニチュア版である。

 ということで、2023年に伝香寺は以下に遷座させます。

 ちなみに新薬師寺の「おたま地蔵」は裸ですね。注目はアソコですね。


▽十念寺(奈良市南風呂町27)

 西大寺復興を行った叡尊の弟子・忍性が鎌倉時代に創建なのだが、元々は大安寺近くにあった。

 境内は狭いが本堂や愛染堂、地蔵堂などがあり、本堂には「おしろい地蔵」と呼ばれる化粧をした地蔵菩薩がいる。

▽阿弥陀寺(奈良市南風呂町10)

 元興寺の「龍樹庵」の建物が設けられたとされる。

 正直、いつも閉鎖しているので、いつ拝観できるのかなども不明。。でも、公式ホームページはありますね。

▽大国主命神社(奈良市東城戸町47)

 創祀・由緒など不詳。門は閉まっているとこしか見たことがなく、門の格子から参拝。元は安養寺があり、寺は北条町へ移転する。その後、この地から豪商が移転する際に、大国主を祀ることを条件として、敷地を町に寄贈されたようです。

 ということだが、2023年開いていた!!

2023/03/12
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▼旅行記・セットで行くところ

ならまち

東大寺、興福寺、春日大社など王道


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