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運慶・湛慶親子の秘仏「横蔵寺」双子皇子・ヤマトタケル「日岡神社」「常楽寺」「八幡神社」【播磨シリーズ】

注目は「十一面観音」。運慶・湛慶親子の合作と言われている秘仏で、25年に一度の秘仏を持つ「横蔵寺」。と思っていたが「日岡神社」が見どころがあった。第十二代景行天皇の皇后・稲日大郎姫命(いなびのおおいらつめ)が最初のお産が難産だったので、次に身籠られた時に、主祭神・天伊佐佐比古命が安産を願い、無事双子の皇子を安産されたそうな。双子の皇子の一人がヤマトタケルである。

変更履歴
2023/04/19 初版

▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

 ※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽横蔵寺:兵庫県加古川市平岡町新在家900

 本尊は釈迦如来なのだが、注目は「十一面観音」。運慶・湛慶親子の合作と言われている秘仏で、25年に一度の秘仏。像の半身を互いに持ち、まだ見ぬ父と息子が一目会いたいと旅に出た運慶と湛慶は、偶然出会えて、互いの半身像を合わせたところ、見事に一体の千手観音になったと伝えられている。。。

 なぜこの地域で運慶と湛慶が関係するのか??岡山には快慶の墨書を持つ三尺阿弥陀如来立像がある、また、湛慶は高知の寺に仏像を納めているので絶対違うとは思っていないが、事実はどうだろうか??寺の看板を見ると九州で・・・という説明が・・・。微妙だ・・。

▽日岡神社:兵庫県加古川市加古川町大野1755

 天平時代創祀の古社で珍しい神様を祀る。第十二代景行天皇の皇后・稲日大郎姫命(いなびのおおいらつめ)が最初のお産が難産だったので、次に身籠られた時に、主祭神・天伊佐佐比古命が安産を願い、無事双子の皇子を安産されたそうな。双子の皇子の一人がヤマトタケルである。

 主祭神は桃太郎のモデルという噂もある。ということは岡山の吉備津彦神社などと繋がりがあるということか。ふと思ったが、ここの神社は出雲系ではないことに気づく。家に帰って由緒書きを再度見て「四道将軍」繋がりとあった。四道将軍でこの地域に派遣された皇子はここに住み着くと記されており、ここから岡山方面は大和朝廷なのかも。

 近くには古墳があり、 景行天皇の后・稲日大郎姫(いなびのおおいらつめ)の墓がある。やはりこの周辺で出雲と大和朝廷の小競り合いがあったのかも。瀬戸内海の奪い合いかな。

 日岡神社の社務所で御朱印待ちしていると、ここの御陵と神社の関係を聞く参拝者がいた。神社側は「神社は文部省、御陵は宮内庁です。」という説明だった。。祭神と歴史の関係の説明をされていたが、質問していた方が記紀や天皇を暗記した世代だと思っていたので、天皇のことを言ったらわかったのかもね。

▽常楽寺:兵庫県加古川市上荘町井ノ口158

 真言宗の寺院で、本尊は薬師如来。649年に法道仙人の開基といわれ、鎌倉時代に造られた花崗岩製の十三重塔、凝灰岩製の三重塔、凝灰岩製の五輪塔などの石造遺品がたくさんある。春には、みやまつつじがきれいに咲き誇る。

▽八幡神社:兵庫県加古川市八幡町野村580

 地元では「厄除八幡宮(厄神さん)」と呼ばれているらしい。祭神は八幡神。


▼旅行記


▼セットで行くところ



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