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本州唯一の石馬@重文「天神垣神社(あめのかみがき)」奇祭・八朔綱引きの唯一の伝承【伯耆シリーズ】

本州で唯一の「石馬@重文」が保存されている。石馬が保管されている蔵の近くには石馬の記念碑が置かれている。また、石段を上がっていくと鳥居の近くにはサイノカミもあります。

変更履歴
2022/03/04 初版

▼HP なし

▼アクセス

鳥取県米子市淀江町福岡1016
※駐車場は無し

▼祭神

少彦名命

▼見どころ

 定期的にお祭りも行われているようです。拝殿・本殿は、あまり見どころはなかったのですが、なかなか雰囲気のある神社です。難点は駐車場がないこと・・。

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 「上淀の八朔」と呼ばれる奇祭がある。毎年九月の第一日曜日に行われる。稲わらで「クチナワサン」と呼ばれる大蛇を作り、綱引きをする。

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平成21年11月 鳥取県教育委員会
 この行事は、天神垣神社の境内に祀られている荒神さんの祭りで、クチナワサンと呼ばれる大蛇をつくって綱引きをするのが大きな特色である。
 行事は毎年9月第1日曜日(かつては旧暦8月1日)にあり、上淀集落の人々が天神垣神社に集まり、各家から1把ずつ持ち寄った藁で大蛇をつくるところから始まる。長さ60メートルもの大蛇が完成すると、自治会長が頭を、他の参加者が胴体を持って荒神さんの周囲を3度回り、その後、頭を胴から外して灯籠の上に捧げ、胴体を集落中心部に運んで綱引きする。綱引きは、集落の上手と下手に分かれて3度行われ、上が勝てば豊作、下が勝てば凶作、または上が勝てば麦、下が勝てば米が豊作になると言われている。また、12年ごとの亥の年には、荒神さんの玉垣を新調し、濁酒を奉納する式年遷宮が行われる
 この綱引きの歴史は少なくとも文久元年(1861)まで遡ることができ、当時の記録(岡千仭著「潜臆話記」)によれば、村人たちが縄の両端を力一杯引いて、切れたところの長短で村野豊凶を占っていた。また、当地で八朔に綱引きを行う理由として「大山寺領で千石以上の地域が八朔に綱引きを奉納できる」という興味深い伝承もある。
 八朔とは旧暦8月朔日のことで、この頃早稲の穂が実ることから「田の実の節供」とも呼ばれ、初穂を神に供えるなど、稲の収穫を前に豊作を祈願する行事が行われるが、綱引きをするところは全国的にも類例が少ない。かつては同じく県内の米子市淀江町小波と今津、兵庫県但馬地方に伝承されていたが、現在では行われておらず、当行事は八朔綱引きの唯一の伝承例となる貴重なもので、記録作成等の措置を講ずべく無形の民俗文化財として選択された。

 境内の社殿は普通ですが、氏子が整備しているであろうことは分かりますね。社殿と苔のコントラストが好きなひとはどうぞ!

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サイノカミですね。気のせいかな?ハートマークあるよね??

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 この神社のすぐ近くには上淀廃寺跡があるほか、大型古墳もある。この辺りの墓制や祭事が独特だったことがわかる。いや、出雲と九州が仲が良かったときの名残が残っているとか妄想できそう。だって地名に「福岡」ってあるし・・!?

▼旅行記

▼セットで行くところ

鳥取砂丘方面

島根方面


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