御堂好き必須!本堂@国宝「朝光寺」京都・三十三間堂の千手観音だと判明!ツクバネ原生林の地
一乗寺と同じく、法道仙人により孝徳天皇時代の651年頃に開基されたと伝わる。高床式の珍しい本堂は、自然が厳しいのでそうしたのだろうと思うが、逆に今では唯一無二の国宝になる。そんなお堂には、近年、三十三間堂の十一面観音立像だと発覚したとか・・でも60年に一度のレア仏像!
変更履歴
2022/03/18 初版
▼HP なし
▼アクセス
兵庫県加東市畑609
▼本尊
十一面観音立像@秘仏
※60年に一度公開
▼見どころ
もとは近くの根源山に位置していたが、1189年に現在の地に移転してきた歴史がある。
吉祥院から下ったところに駐車場があり、狭い道を歩くと、「つくばねの滝」と案内に出ている。
その案内板の先から山門への急な階段が始まり、境内になり、国宝の本堂が現れます。
床が地上から高いところに造られ高床式の建物にも見え、見た目にも美しい。内陣に残されている旧壁板の墨書の内容により、1413年に建立されたことが判明している。
本尊「十一面千手観音菩薩立像@秘仏」は2尊形式で、 六十年に一度だけ公開される秘仏。脇侍として、向かって左に毘沙門天、右に不動明王の天台形式をとっている。
本尊2体は向かって右を東本尊とし、平安時代後期の地方作で元来の本尊はこちらで、室町時代に今の二尊形式なったとか。
向かって左の西本尊は鎌倉時代の作で、京都・三十三間堂の千手観音を移安したもの考えられている。墨書もあり、慶派の中の運慶の息子・湛慶か康円あたりと考えられるそう。
本堂内から境内の写真!
本堂が国宝であることが有名だが、鐘楼は国重文である。この鐘楼を抜けると吉祥院に出るので、そこから坂を下り駐車場に戻った。