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★纏め★五智如来←変身→五大明王★随時更新★
神様は和魂と荒魂の2つの要素を持つ。仏像も2つの要素を持つのが「五智如来⇔五大明王」である。有名なのは京都・東寺で、如来⇔菩薩⇔明王が変化するさまを表しており立体曼荼羅と呼ばれている。
五智如来⇔五大明王
中央:大日如来-----------------------不動明王
東 :阿閦如来(薬師如来)--------降三世明王
※降三世:過去・現在・未来の 貪欲・瞋恚・愚痴を除いてくれる南 :宝生如来-----------------------軍荼利明王
西 :無量寿如来(阿弥陀如来)---大威徳明王
北 :不空成就如来------------------金剛夜叉明王
▼寺紹介
#東寺 :如来&菩薩&明王【京都】
東寺講堂の中央にはチーム五智如来、向かって左にはチーム五大明王、右にはチーム五大菩薩像を安置する。
東寺講堂の五大菩薩は金剛波羅蜜、金剛薩埵、金剛宝菩薩、金剛法菩薩、金剛業菩薩の5体となっており、そのほかの寺では仏画はあるが仏像はない。
真言密教の根本道場はここ。空海はここを今の学校として利用していたそうな。と同時に、密教は難しいので、どういう風にすれば伝わるのか?考えたそうな、そうだ文章ではなく絵だ!ということで曼荼羅だが、いまいちだったのか、21体の国宝・重文の仏像を造ったそうな。
#遍明院 :如来【岡山】 ※未NOTE(2024年公開)
2024年公開予定なので、一部公開しておきます。
駐車場にバスあり!!ということは見仏ツアーだ!!時間ロスが多くなるので、避けたいのだがしょうがいない・・。お堂を覗くと、本堂裏の宝物館は順番待ち・・。本堂内を覗いていると寺の人が出てきた。「拝観可能ですか?」と聞くと、本来は予約がいるらしいが、「開いているのでどうぞ!!」とのこと。ラッキー!!写真OKなんや・・ラッキー。
本尊は金剛界式大日如来で定朝様式の平安時代の様式だった。ここから鎌倉になると定朝から離れ慶派の祖となる「康慶」が試行錯誤しだす。数年後に奈良・円成寺で運慶作「金剛界式大日如来@国宝」が生まれ、滋賀・石山寺で快慶作「金剛界式大日如来@重文」になっていくんだなと思うと歴史の流れを感じる1品。
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大日如来の脇侍に「阿しゃく如来@重文」、「宝生如来坐像@重文」、「阿弥陀如来坐像@重文」、「不空成就如来坐像@重文」が安置されている。東寺、西大寺などこの脇侍達は印相から見分けがつかない傾向が高いが、ここは持仏をもっているのでわかりやすい。阿弥陀如来はもちろん持っていないが・・。最後の「不空成就如来坐像@重文」は酒瓶?を持っている??最後に五智如来が揃っている寺は京都・安祥寺&東寺、和歌山・高野山金剛三昧院、奈良・西大寺などで見仏したが、これは初めてだ。
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#大覚寺 :明王【京都】
大覚寺の五大明王が明円作で残る唯一の遺作で、東寺講堂の五大明王像を手本としたとされる。この中の金剛夜叉明王像と軍荼利明王像との台座裏に制作時を墨書した銘があり、制作場所が七条殿御所と記されているそうな。
そして、この明円没後に円派は衰退したとする専門家もおり、個人的には京都・公家などは快慶に持っていかれたのかなとも妄想する。
(略)
大きな五大明王が安置されている。5体中3体が室町時代の重要文化財で、残念ながら2体は江戸時代のものらしい。この怖い不動は疫病退散!を願うものである。なぜなら、疫病は当時では祭祀・天皇の不徳の致すところだったらしいので。
大威徳明王@重文は顔が吉野・蔵王権現を彷彿とする顔で、ポーカーフェイスの牛に乗っかっている。次に、軍荼利明王@重文もよい感じで、中尊の不動明王坐像@重文は面白い・キュート系の頭が大きめの明王である。言うことを聞かない人に大日如来がコワモテ顔の不動明王に変身し、説法を試みるが、あっ!御免人違い!という感じの票中である(自分でも意味不明)。ちなみにこの不動明王の後輩には火の鳥の顔が隠されている。これは煩悩を燃やすという意味がある。
最後に江戸時代の降三世明王、金剛夜叉明王と続くが、江戸時代と言われなかったら鎌倉時代?と思う人も多いかと。
#安祥寺 :如来【京都】
本堂と地蔵堂の間に多宝塔跡がある。この多宝塔は今は現存していないが仏像は残っており、本尊は「五智如来坐像」で、2019年に国宝になった(京都国立博物館の寄贈)。
(略)
五知如来は851年から859年の創建時の作。かつて、上寺・礼拝堂か五大堂に安置されていたとされている。南北朝時代に荒廃し、下寺に遷され多宝塔の本尊として安置された。1898年に京都帝室博物館に出陳されていた時に、の火災が発生して多宝塔は消失する。。
#山科聖天 (双林院):明王【京都】
本堂は不動明王立像を中尊とする五大明王が安置され、左に弁財天を祀っていた。
五大明王は延暦寺の焼き討ちで損傷した仏像の寄せ集めでできており、顔は馬頭観音で螺髪を持つなど超レア仏像である。
#常福寺 :明王【滋賀】
総本山・長谷寺の本尊・十一面観音の余材で出来た「五大明王」は大きな厨子内に安置され、目の前から見仏可能!寺自体は聖武天皇に上奏して勅願寺に定められた古寺。
毎年4月3日に御開帳!!ということで、朝一に参拝しました。ノボリが立っている=秘仏「五大明王」公開
(略)
御開帳!!五大明王コンプリートしている。東寺や醍醐寺など五大明王を安置している寺と比べるとここの五大明王はやさしさを感じる。京都東寺の五大明王と同じくらい170から180の大きな像。6枚入りのポストカードが500円で、クリアファイルが300円です。
#醍醐寺 :明王【京都】
別名「プリティ・五大明王」が宝物館に安置されている。特に大威徳明王の台座・水牛の目がプリティである。
不動堂には平安時代の五大明王が安置され、ここには鎌倉時代に慶派かな?と思わせる鎌倉時代の五大明王である。と言いたいが時期によっては平安時代のコミカルさを備えた五大明王の場合がある。
#大日寺 :如来【奈良】
藤原時代の五智如来@重文!!素晴らしい!
最後に、この五智如来は吉野山最古の寺院「日雄寺」のもので、室町時代に焼失。幸いに本尊は五体は難を逃れたそうな。その後に、五智如来尊を奉安するため日雄寺跡地に出来たのが「大日寺」なそうです。
#室生寺 :如来【奈良】
2010年ごろまでは五智如来が五重塔に安置されていた。現在も五重塔なのかな・・?見た事なきがする・・。
#不退寺 :如来&菩薩&明王【奈良】
#根来寺 :如来【和歌山】
木造の多宝塔で日本で唯一の国宝指定で、内部に入ることができます。円筒状の塔身に方形の裳階を付けた構造で裳階内部の内陣も円筒状の形状となっている。
#願成就寺 :明王【滋賀】
護摩堂には、五大明王(大日如来、降三世夜叉明王、軍茶利夜叉明王、大威徳夜叉明王、金剛夜叉明王)が安置されている。
#金剛寺 :如来【大阪】
五仏堂の五智如来@重文の中尊は金堂と同じく金剛界式大日如来坐像である。1180年ごろの作であり、2022年の「観心寺と金剛寺」では円成寺の運慶作の大日如来とのつながりもあると記されている。
#東寺
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