ぞなもしカレー日誌#4 『レトルトカレーは300円が至高』 〜神田マンダラのビーフマサラカレー(レトルト)〜
レトルトカレーは300円が至高だと思う。
レトルトカレーは安いものなら100円からあるが、まあ、100円のやつはよく食べるカレーの味しかしない。
そもそもカレーを食べない私がわざわざ面白みのないカレーを食べたいと思うことは少ない。
なので自然と100円以上のちょっとオリジナリティのあるカレーを買うことが多い。
で、レトルトカレーの中にも高級なものも増えてきて、1000円近くするものまである。
しかし、1000円のレトルトカレーを買って、不味かったら、庶民の私は憤怒のあまり、半裸で街中を駆け回りかねない。
それはいやだ。
ではどうするか。買える金額のカレーを買うのである。
天才か、私は。
というわけで、だいたい300円くらいのものを私は買う。他の人も同じ考えで、需要があるのか、スーパーなんかでも300円くらいの価格帯の商品が多い。種類も豊富である。
今回食べた、神田の名店マンダラのビーフマサラカレーの味を再現したこの商品も300円だったと思う。
最近のレトルトカレーは何かと神田の味を再現しがちである。私も神田に行こうと思えばいけるが、最後に言ったのは10年近く前に山中貞雄の脚本集を買いに行った時だと思う。なので、徒歩10分のスーパーにあるレトルトはありがたい。
で、食べてみた。味は普通だった。
でも、私は半裸で街中を走り回らない。なぜなら300円だから。一食分の食費としては許容範囲である。神田に行くより安い。
なんなら、ビーフマサラカレーは私の好みではない。と、ひとつ勉強になったと思えば、瞑想後の如く精神も澄み渡る。
ただし、もう買わないけどね。
美味いぞなもし。不味いぞなもし。いろんなぞなもしがある。
それが、ぞなもしカレー日誌である。と思う。