itoko

気まぐれに絵を投稿したい

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気まぐれに絵を投稿したい

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自分のこと

自己紹介って難しい。そもそも自分のことを話したいのか。自分を説明すると、自分から離れていく気がする。 2020年春、仕事を辞めた。フリーランスで、ある会社と契約して自宅勤務していたが、契約期間満了前に、辞めた。 したいこと絵が描きたいと思っている。数年前、会社を教育休職して、絵の学校で夢のような時間を過ごした。描きたいものの妄想が止まらないが、技量が追いつかない。美大に行っていれば。あの時は、外国語を選んでしまった。でも、何もかもこれからでいいかと思っている。どっちにしろ

    • 具合の悪かったジャックマニー

      最近絵を描かず、庭仕事をしている。 去年の秋から、固い庭土を掘り返して、腐葉土や牛糞をすき込んだ。枯れかけて古枝一本になってしまったバラや果樹を鉢上げした。いくつかはほんとに枯れてしまったのだけど、復活してくれたのもある。 具合の悪い苗はどうするか。たとえば、このクレマチス、ジャックマニー。新苗を買って植え付けたが、みるみるうちに萎れてしまった。なんでだろう。でもしばらくして、新しく芽が出てきた。 具合の悪い苗を養生するやり方は、 「ひとまわり小さな鉢に入れ、水やりを

      • なぐさめられない

        小学6年生の娘の中学受験が終わった。終わって、私は自分がどうなっているのかまだ分からない。 自分の顔が自分でないような、まだ何もかも嘘のような、感じだ。 2月3日の夕方、気持ちが悪いと言って、娘は吐いて下痢をした。ウイルス性の胃腸炎と分かったのは次の日のことで、コロナかもしれないと思った。胃が空っぽになっても、喉を鳴らしながらとにかく吐いた。布団に座って次の嘔吐を待ち、その間はずっと、頭を撫でて、お腹をさすって、とせがんだ。 夫はぐったりした娘を見ながら、信じられないと

        • 体育会系の若者たち

          2年前まで勤めた会社はいわゆる「体育会系」の会社だった。わたしは運動部と縁がなかったから、初めてその会社で「体育会系」に出会った。 中途入社したちょうど次の年、大学アメフト部の試合で傷害事件が起きて、「体育会系」には逆風が吹き始めていた。テレビ報道は白熱し、世間で一気に「体育会系」は古く悪しきものになった気がする。 当時オフィスの大きなモニターで、大学生の選手のテレビ会見を見たのを覚えている。歳の変わらない若い社員たちも、神妙に画面を見上げていた。彼らのほとんどが運動部出

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        自分のこと

          ひかりのなかを

          ひかりのなかを

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          色の練習

          色の練習

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          新しく描き始めました

          新しく描き始めました

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          兄のこと

          わたしには、亡くなった兄がいる。 わたしが生まれる1年前に、母のお腹の中で亡くなった。 ほっそりと美しい指をしていたそうだ。 父は白木のおもちゃを棺に入れたという。 母は病院にいたから、見送ることはできなかった。 小さい頃から、母と、兄のことをよく話した。 母の話を聞きながら、デパートに向かう父が思い浮かぶ。 色とりどりのおもちゃから、白木のものを選ぶ父がいただろう。 火葬場の煙が細くあがっていく。 よるべないという言葉が思い浮かぶ。 兄のことを急に思った

          兄のこと

          春を追いかけて、春はこぼれ落ちる

          世はうつくしい春だ。 それで、有元利夫さんの作品をみている。 美しいとはこういうことだろうと思う。 有元利夫「春」 (1979)(一部)。 春はこんじき。 見えないハンドルを回しているようだ。 美しい女の人は、不器用そうでもある。 そうやって静かにいつまでも、かき混ぜていれば、花びらは降ってくる。 有元さんはもう亡くなってしまったけれど、ここでは、春は永遠だ。 こちらも、有元利夫「春」(1979)。 たなびく髪から、風が吹いていたのかと分かる。 両手を差

          春を追いかけて、春はこぼれ落ちる

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          小村雪岱展を見て、1枚の絵の終わるところを考える

          小村雪岱展を見て、1枚の絵の終わるところを考える

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          木口木版日記:同じ間違いを繰り返す

          木口木版日記:同じ間違いを繰り返す

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          木口木版日記:版木の虫食い

          木口木版日記:版木の虫食い

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          木口木版日記:延々と足踏み

          木口木版日記:延々と足踏み

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          木口木版日記:線は好きですが、飽きてもくる

          木口木版日記:線は好きですが、飽きてもくる

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          昼休み、少女に会いに美術館へ行く

          5年前まで勤めていた会社の近くには、「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」という美術館があった。半蔵門線水天宮駅からは、1分と近い。 浜口陽三さんの作品には完璧な秩序があった浜口陽三さんは、カラーメゾチントという手法を確立した銅版画家だ。 浜口陽三は、1909年にヤマサ醤油株式会社の先々代の社長、濱口儀兵衛の三男として和歌山県に生まれました。生家は、1645年以来お醤油造りを続けてきましたが、陽三は家業を離れて東京美術学校(現東京藝術大学)の彫塑科に入学しました。1930

          昼休み、少女に会いに美術館へ行く

          娘がひとりで出かけた日

          今日は午前中に浴室で髪を染めた。今日やったことはそれだけだ。 それだけで、だるくなり、午後はソファで横になった。 混濁する意識の向こうで、ベランダで盛大な音がする。 テレビで春一番が吹くかもと言っていたなあ。 洗濯物、見にいこうかなあ、でも無理だなあ。 ソファに磁石がついていて、吸いつけられるようで起きれない。 まあいい、この際、近所じゅうに飛ばされてしまえ、と思いながら、耳元で、雨の音をyoutubeでかけたまま、眠ってしまった。 最近、どうかしている。 3

          娘がひとりで出かけた日