2013.07.06 いわゆるパンティー界の「メルティキッス」的存在
100均で売られていた毛糸のパンツが好きだ。
“売られていた”、と過去形なのは、『冬季限定』販売だからだ。
いわゆるパンティー界の「メルティキッス」的存在。
今日も今日とてこのムンとした熱さの中、
わたしは(不味いくせにやたらあつあつの)コンソメ汁をすすりながら、
毛糸のパンツを穿いて下半身をもったりさせていた。
そもそもこのパンツ、パンツの上に穿くパンツらしいが、
大胆にも私は直にそれを穿いている。
局部にあて布がないので(重ね穿き用だから?)吸水面では若干心許ないが、そんなにミスることもないし、この方が尻触りが気持ちいいので気にせずそのまま穿いている。
これを穿いていると、うららかな春の陽気に縁側で尻を丸出しにしてマッタリしている(どんな状況だ)、そんな気持ちになる。
ほんわか。
ほんわかほんわか。
ほんわかぱっぱ~ほんわかぱっぱ~ほんわかほんわかわァ~
癒し系のおしりにな~・あ・れっ♪
ぽややや~ん
(※しばらくおまちください)
かくして癒し系のおしり、“癒しり”になった私は、例のごとく本屋さんへ。
“癒しりスト”(アーティスト的な)として初めて立ち読みした音楽誌はなぜか濡れていた。
ちなみに外は、かんかんに晴れている。
ちょうど星野源さんのページだった。
濡れた源さんもまた、素敵だ。
これでお尻を触ってくれたら言うことなしだなぁと思った。
だがそうもいかないので“癒しり”の念のみを送信。
(頑張れ源さん…負けるな源さん…ほうら源さんお尻のちからさ、これが癒しいお尻のちからさぁぁ…!)
チュニーン!!
ズビビビビー!
と、今頃はテレパシ(リ)ーが届き、
源さんもほんわかしていることであろう…
そして結局、その尻を誰に見せる事も出来ず、誰に触れさせることもせず、故に誰の心も癒せなかった私は無念の帰還。
ただただ本屋に行っただけの人になってしまった。
ちなみにこれは言うまでもないが、外はかんかんに晴れていて、案の定汗をかきまくった“癒しり”畑には、一面にあせもの花が広がっていたのであった。
「自業自得ってことば、知ってるか?」
源さんの幻聴が聞こえた気がした。