中央大学杉並高等学校(H28・2016) 講評

合格者平均点:60.8点 合格最低点:180点
小問集合の得点割合:70%
 
大問1 小問集合
独立小問集合10問セット。中大杉並は大問1が独立小問集合で、問題数が多いのが特徴。ここで得点を稼いでおきたいところ。
(1)    平方根の計算。有理化しなくても解けるのがポイント。だが、有理化に不安があるならそれもできるようにしておきたい。
(2)    連立方程式の利用。二つの連立方程式が共通な解を持つことに注目。
(3)    二次方程式の応用。自分で立式しないといけないところが難しいポイント。立式には慣れておきたい。
(4)    確率。サイコロ問題。サイコロは必ず表を書くこと。
(5)    標本調査。標本調査についての基本問題。標本調査ではそこまで難問は出ないから、間違えた場合は復習に努めたい。
(6)    一次関数の応用。a,bについて解いて、a+b,a-bの値を求めていく。
(7)    相似の応用。相似な三角形の組があることを発見したい。比を使って面積を求めるやり方も習得したい。
(8)    円と平面図形。円周角を使う問題。円に絡む角度(円周角や接弦定理など)は慣れておきたい。
(9)    三平方の定理。線を延長させて大きな三角形を作ることがポイント。
(10) 整数の応用。約数倍数に関する問題。整数は他の分野に比べて少し出題頻度が低いため見落としがちだが、重要なのでしっかり得点につなげたい。間違えた場合は復習を。
大問2 二次関数の応用。
(1)    一次関数の立式。点A,Bの座標をtを使って表せることに注目。
(2)    Cの座標がわかったことから、tの値が定まる。
(3)   等積変形。ABに対して平行な直線が、OCに対して高さが1/3になることに注目。 
 
総評
確実な計算力と解法パターンを身につけたい問題が集まったセット。特に大問1は他の学校の対策にも結びつく問題が多く、復習をしておきたい。例年関数や図形からの出題が多い為、他校の小問集合も合わせながら一問一問確実に解けるようになりたい。
間違えた問題を中心に復習をしておきたい。

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