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些細な利他的行為が、さつま芋一年分?

芋といえば、人が耕し、手で作ってくれた芋に限る。

別にオーバーワークで、頭がおかしくなったわけではない。

写真にあるのは鹿児島市で、会員制クラブOCEAN「クラブ オーシャン」
という店を営む、中村智恵子さんという女性。

面識は一度もない。
先日彼女から、従業員や会員が驚くような、大量のさつま芋入り
段ボール大箱2つが届いた。

この獄寒に芋とは、神の恵みだと思う。
来たるべくジムの大掃除後、ストーブで焼いた焼き芋を、
皆で食べれる。

箱を開けると、その芋の量の多さに皆、再び慄いた。
当然の様に、子供は喜びジムかけ周り、私はこたつで丸くなった。

YANAGIHARAジムの小学生
中村さんから贈られた挿画

彼女とはフェイスブックで知り合った。
経緯は下記にあるような、些細な事だった。

当ジム会員から「ひどい仕打ちをされてる人の為に立ち向かう、
侠気ある女性がいる」と聞いた事に端を発する。

下記のリンクに詳しい事を書いているので、詳細は割愛するが、
私はこれを見て、二つの事を思いコメントをした。

コメント内容の詳細はここを見たら分かるので、本作では
書かないが、理由は書く。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100017018376092

鹿児島の某銀行員が、彼女の知人の従業員の店に来て
「誰のお陰でお前の店の社長は金を借りれたと思ってるんだ」
と、40分に渡り暴言を吐いた、と言う。

信用毀損、不退去罪、脅迫(従業員が畏怖を感じた場合)の罪、
威力業務妨害罪が構成されるおそれがある、と思慮される
大変な事だ。

しかし私が言いたいのは、男としての矜持と、彼女の見返りを
求めぬ正当な怒りと主張である。

私は、前回出版した著書に書いているよう、銀行と同じ、元は
金貸しだった。
お金を貸すと判断をした事は、此方であり、利息を約定とおり
頂いてる間は、両者の関係は対等であると考える。

金貸しはどんな綺麗事を言えども、利息を頂くから飯が
食えている。

だから私は貸金業者時代、お客様が妙に気を使い、媚びる時
「そういう事はやめて下さい。お互い対等じゃないですか」。
そう言っていた。今でもそう思う。

これが一点。

次に、私は誰にお金を貸しているか、という事はプロの
金融業者として、相手が国家権力でも言わなかった。

大昔、検察庁で「君は法律が詳しいようだ。しかし頑固
すぎる。誰に貸してるか言っても、誰も罪に問われない。
分かるだろ?」。

ある事件の、参考人調書を巻く際、副検事にそう言われた
事がある。しかし、私は頑として言わなかった。

「言わないのは、私の心の憲法とモラルの問題です。
逆にこれ以上しつこく聞く事は刑事訴訟法に触れる。
検事さん、貴方の方だ」。

そう言って帰った位、お客様の名前どころか、貸してる事実
すら言わなかった。

これは、信用だけで生きてる私のアイディンテティの
問題である。

言い換えれば、人としてのモラルとか、金融業の倫理の
問題である。

これが2点目であるので、彼女の投稿のコメント欄へ、
法的アドバイスを送った。

私が持ってる、ある株の子会社を調べたが、鹿児島が本店の
銀行は傘下ではなかった為、株主の権利行使が出来なかった。

彼女は自分の客商売という立場と矜持をかけ、彼女なりに考え
上記リンク先のように憤り、正義を訴えた。

私の好きな漫画に「加治隆介の義」という本がある。
ここには鹿児島県人の、県民性がよく書かれてある。

その上、私自身が鹿児島のボクシングジムの会長、選手を
多く知っているが、非常に筋を重んじる。

更に東洋哲学を学ぶに置いて、避けて通れない明治維新では
当然、鹿児島の英雄、西郷隆盛が出る。

西郷隆盛が、意外に全国区で人気が少ないのは、口数が少なく
名言が少ない、という指摘もあるが、私は彼のこの言葉が好きだ。

「人を相手にせず天を相手にせよ」という言葉。

余談になるが現在、北九州市長選挙に、武内和久という候補が出て
いるが、この方が我が社に訪れ話しをした時、西郷隆盛の言葉は
この人の事か、と感心した。

武内和久トークショー

やはり勉強はするものだ、と思うが、誰も誉めてくれないので
自分で誉める。

さて、話を戻す。彼女のそんな俠気に対し、私は私なりのエール
を、Facebookのコメント欄に送った。ただそれだけの事である。

しかし彼女は、コメントのお礼なのか、こんな素敵なさつま
芋を送ってくれた。

ご縁、とはこういう事を言う。

ネット社会になり、意思の疎通が希薄になる、と評論家は言う。
そういう社会だからこそ、ご縁、挨拶、礼節という事を、学校
で教えるべきだ、という相対性を学び、話すべきだと思う。

私は芋をもらう為に、彼女を擁護したわけではない。
しかし気持ちが嬉しい上、これが利他的な行為の因果応報だと
思い、この芋を食べる子供達にも教える事ができる。

更にもう一件。

2年前からYANAGIHARAホールディングスグループが行う、
北九州SDGsの一環に、障がいを持つ児童対策がある。

これは、私の弟的存在、若手実業家の彦田社長率いる
ユニバーサルプレイジャパン(株)が大躍進している。

私は先日、行政とユニプレを、引き合わせる段取りをした。

ユニプレ体験会
ユニバーサルプレイジャパン株式会社

このユニバーサルプレイジャパン社は、障がい者児童の学童保育
経営が、主たる仕事だが、先日ここの子供が一年がかりで撒いた
芋の種が咲き、出来た芋をこれまた段ボール大箱3箱分頂いた。

芋が欲しくて、ユニプレに関係各所を繋いだわけではない。

障がい児童教育の寄与の為、必要な人脈を私は紹介し、繋いだ
だけで、それをモノにしたのは、彼自身である。

芋を下さった方はもう1人いるが、これも上記二つと同じ様な
経緯で頂いた。

さあ。独り占めすれば、向こう一年、さつま芋に困らない事に
なってしまった。

これは偶然ではない。
利他的に、弱い人や善行を見て「よし一肌脱ごう」。

その気持ちさえあれば、行動するだけで、こんな事が本当に
起きる。

特に、将来焼き芋屋さんになりたい方は、ぜひ真似する事を
お奨めする(笑)。

嗚呼。
善行を、更にその上の善行でお返しされる事は、本当に気持ち
が良い。

かくなる上は、正月は焼き芋を売り、その稼ぎで旅行に行くか、
子供達にお年玉をやるか、現在思案中だが、皆様の賢明なご意見
を承りたく、又、ここに関係各位の方へ御礼申し上げる次第で
ある。

中村さん、ありがとうございました!。
有り難くジムの皆で、芋を頂きます!




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