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仕事の流儀8 漫画の教授法3

アダプテーション

前回内容をさらにスキルアップさせた講義。アダプテーションADAPTAITIONは文学で使う場合翻案などと訳される。例えば『フランケンシュタン』がアダプテーションされるとジョージ・バーナード・ショー『ピグマリオン』になる。それが舞台・映画向けにアダプテーションされると『マイ・フェア・レディ』になる。それが現代向けにアダプテーションされると『プリティ・ウーマン』になっていく。          ボクはこの定義通りではない講座をやっている。フランス漫画バンドデシネを日本マンガに描き変えるのである。漫画の仏文和訳とでも言おうか。二つの漫画の機能の違いを理解すること、その理解をとおして日本の漫画の機能を知る事が目的である。

教材はガルニド/カナレスのブラックサッドシリーズ。ハードものを擬人化した動物で描いている。ガルニドの絵は素晴らしい。完璧…という言葉は嫌いだが、完璧ではないか? と思えてしまうほど。         しかし日本の漫画とは文法が違うので、漫画へのアダプテーションが可能なのである。                           日本の学生にとってはかなり難題であった。フランスの学生はバンドデシネの環境の中で日本マンガを描いているので、いわば日本語学校にいるようなもの。仏文和訳は慣れているようであった。

下に講義のためのレジュメの一部を添えておきます。

ガルニド1のコピー

ガルニド2のコピー

ガルニド3のコピー


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