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noteであえて使ってないフレーズがあるんです。※実践報告会でも使いませんでした。
私、noteで発信し始めて2年近くになりますが、意識して、あるフレーズを使わずに記事を書いてるんです。それは時代に逆行しているとも言える挑戦。今日は○○○〇〇〇〇(7文字)のそのフレーズに焦点をあてて、より伝わりやすい文章について考えていきます。社会福祉士には文章力も求められますものね。
社会福祉士の可能性を探求し、社会福祉士自身が元気であることを望み、世の人々の心が軽くなり、そして私の収入もアップすることを考え続けて23年、フリーの社会福祉士(2001年開業)柳田明子です。
独立に関心のある、社会福祉士として後悔しない選択をしたいあなたに向けて発信しています。
★★2月23日(日)にzoom会を開催します★★
さて。
私はnoteでこうして文章を書いて
発信して2年近くになりますが、
当初から意識して、
使わないようにしているフレーズが
あるんです。
お気づきでしょうか。
そのフレーズとは、
「させていただく」
です。
させていただきました
させていただきます
させていただくことになりました
など、
記事で一度も使ったことがないんです。
(コメントの返信では2回使ったと思いますが、
記事では使ってないです)
なぜか。
それは昨今の
「させていただく」
の多用にいささか辟易し、
その多用は
せっかくの文章の勢いをなくし、
伝えたいことがしっかり届かないと
感じるからです。
「させていただく」を
否定しているのではなく、
多用のデメリットを感じているわけなのですが、
どこからが多用で
どこまではそうじゃないのかを
判断するのは難しいので、
ここはひとつ、
「させていただく」を全く使わずに
書けないものかと思い、
やってみようと考えました。
もしかしたら
「謙虚さに欠ける」
「えらそう」
などのクレームがくるかもしれないと
実は内心ドキドキしていましたが、
これまで一度も
そのようなご指摘は
ありません。
私は
「させていただく」
の多用の弊害は
以下の3つだと考えています。
①ぼやける
②メリハリがない
③もったいない
それぞれ説明します。
①ぼやける
何がぼやけるかというと
「主体」(動作の主)
です。
「させていただく」は
「させてもらう」の謙譲語です。
つまり、
誰かに「させてもらう」行為を
さらに
へりくだって表現しているんです。
「させてもらう」とは
誰かの許可を得てそのことを
行なうということ。
ならば例えば
「気づかせていただきました」
は、いったい、
誰の許可によって
(誰がそれを許したことによって)
気づいたのか
そして、さらには
誰にへりくだっているのか
も相まって、
動作の主(主体)が
ぼやけてしまって、
勢いがなくなるんです。
「私は気づいたんです!」
といえば
はつらつと伝わるのに、
「私は気づかせていただきました」
と表現することで
せっかくのエネルギーの
方向がぼやけて
散らかってしまうことを
私は残念に感じます。
②メリハリがない
「させていただきました」(10文字!)が
頻回にでてくると、
文章が冗長になり、
全体的にメリハリがなくなります。
ゆえに
引き込まれる躍動感
に欠けます。
③もったいない
せっかくの字数を「させていただく」(7文字)に費やすのはもったいないです。
たった7文字、されど7文字。
俳句を思い出してください。
5・7・5
真ん中の7の句、重要です。
あのひとに させていただく 気づきかな
・・・って
この中の句の7文字、
無駄使いですよね?
その7文字で
さまざまな気持ちや状況を
表現できます。
その大事な7文字(あるいはそれ以上)を
「させていただく」
「させていただきます」
などに使ってしまうのは
きわめてもったいないことだ
と思います。
・・・以上が
「させていただく」というフレーズを
多用することのデメリット
ですが、
とはいえ、
時代の空気感として、
へりくだった表現にしたいと
もしも思うのなら、
「気づかせていただきました」
以外の表現で
それを考えてみてはどうでしょうか。
例えば・・・
・○○は、私に新たな気づきをもたらせてくれました。
・○○で、私はこれからの歩みの糧となる気づきを得ました。
・○○で、私は今後の活動の種を受け取ったと感じます。
・○○で、私は自分の本心に気づくことができました。
・○○が、私の中の新たなアイデアの発見につながりました。
・・・など。
いかがですか?
※ちなみに。一昨日の独立型社会福祉士実践報告会(大阪)でコーディネーターを務めた際も「させていただく」は意識して使いませんでした。自己紹介の時も「コーディネーターを務めさせていただく柳田明子です」とは言ってないんです。どう表現したか、ご参加の方、覚えておられますか?その表現を聞いた時、「えらそう」と感じましたか?
あなただったら、どう表現するか、考えてみてくださいね。
一昨日(2/16)の実践報告会の感想記事はコチラ↓
引き続き、「させていただく」を
使わずに記事をまとめていくことに
挑戦させていただきしていきます(*^^*)
本日は以上です。
★2024年12月1日に
『ただなぞるだけの本。』(文芸社)
を出版しました。
ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。
ことばを選ぶのはとっても楽しかったです♪
イラストも私が描きました(*^^*)
今日も気持ちの良い一日を!
柳田明子社会福祉士事務所
〜聴く・伝える・ともに考える〜
(2001年開業)
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