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とはいえ私もずっと自信がなくて。初めて相談料金をいただいたのは独立から11年後でした。

独立型社会福祉士の私が考える【有料相談】についてさまざま書いてきましたが、とはいえ私もずっと自信がなくて、初めて目の前の方から相談料をいただいたのは、独立から11年後のことでした。その時のお札は今も大事に持っています。


社会福祉士の可能性を探求し、社会福祉士自身が元気であることを望み、世の人々の心が軽くなり、そして私の収入もアップすることを考え続けて23年、フリーの社会福祉士(2001年開業)柳田明子です。

独立に関心のある、社会福祉士として後悔しない選択をしたいあなたに向けて発信しています。


さて。

社会福祉士が目の前の相談者から料金をいただくことについて、さまざま投稿してきました。

上記記事で、
私は、
社会福祉士が相談料をいただくことについて、
「自信がない」
なんて言ってる場合じゃない!

強気の発言をしていますけれど、

そんな私も
ずっと長い間
自信がなくて、

初めて目の前の方(以下Aさん)から
相談料をいただいたのは
独立して11年後
2012年のことでした。

それまでは
自信がなかったこともあって、

最初の10年は
あまり「相談うけます」とは
PRしてなかったし、

その後も、
「初回無料」
してました。

だから、
自信がない
とおっしゃる方の気持ちは
よく分かります。

お金をもらうことの自信
全方位でやってくる相談に応じる自信
その金額に見合った相談ができる自信
その方に納得していただける自信
「こんな程度で料金を請求するのか!」と怒りをかわない自信

・・・そんな自信、
どうしたら持てるのでしょう。

おそらく
永久に持てないです。

これまで主張してきたことと
矛盾するようですが、

そんな自信なんて
持てません。


無理です。

・・・100%完璧を求めるのなら。

だって、
昨日の自分は今日より未熟
今日の自分は明日より未熟

来年の私が今の私を見たら、
その浅さに
ため息をつくでしょう。

いつまで経っても
100%の自信なんて
持てるはずがありません。

それはどの職業においてもです。
(だからこそ、
シェフはさらにおいしさを追求し、
歌手はさらに歌唱力に磨きをかけ、
医師は最新の医療技術と熟練を求めます)

だけど、
今日のベストを尽くすことはできて、

今日のベスト
昨日までのプロ人生の集大成で、

そのベスト
プロとして
一定の質を保てる合格ラインで、
それが世の人々が求めている価値に相応するならば、

そのベストがその人のプラスになるならば、

そのプラスの作用に対して
それに見合う料金をお支払いいただく

ことの自信(と責任)



ないと言ってる場合じゃない

と私は思うのです。

私は今でも、

「この程度で料金を請求するのか!」

と怒りをかうことを恐れています。


いっぽうで、

私は、

私に相談した人は、
必ずプラスの何かを
手にすることができる

と思っています。
(・・・とあえて言うことで、
私は私に喝を入れています。)

上記記事②それ食べたい? で
登場した架空のAさん・Bさん・Cさんも、

自分の料理を食べた人は
必ず身も心も満たされて
おいしい幸せな気持ちになる。

自分の歌を聴いた人は
必ずその歌声に酔いしれて
心満たされ幸せな気持ちになる。

自分の診察を受けた人は
必ず元気になって
活力が満ちて幸せな気持ちになる。

・・・と思うからこそ、

独立(デビュー・開業)したはずです。


独立して11年目の私にご相談くださったAさんは、
いろいろ難しいことがあって、
そして経済的にもお困りでした。

相談料は、
当時は初回無料でしたから
1回目は無料だったのですが、

Aさんは2回目も
ご希望になって、

とはいえ、
Aさんの状況を鑑みると、

2回目の相談料は、
半額(当時は1時間5000円にしていたので2500円)か
はたまた無料か
と考えていたところ

Aさんは、

2回目の相談料を

「払いたいんです」

とおっしゃったんです。

5000円の料金がかかると分かった上で
2回目をお願いしたのだ
と。

どう考えても、
Aさんの当時の状況での
5000円は大金です。

だけど、
私は、

そこで
「いや無料(半額)でいいですよ」
ということのほうが、

Aさんと私

両方の価値

を侮辱することになり、

ここで後ろめたさ
感じることのほうが
Aさんにとって失礼なことだと
強く思いました。

私はAさんから 
相談料5000円を
受け取りました。

だから
上記記事①分けて考えよう で

・・・「経済的に困っている人」だとした場合、
私はその方から相談料はいただきません。

…と書きましたが、
本当は少し違います。

正確に言うと、

「経済的に困っている人」だとした場合、
私はその方から相談料はいただかない
という選択肢を持っていますし、  
いただくという選択肢も持っています

です。

「困っている人からお金をもらうのか」
という声は、

私にとっては、

このAさんを、

緊張感と
すがすがしさが
合わさったような気持ちで
思い出させ、

自分の専門性の価値に
向き合うことを
求められる、

矢なのです。

私は今も
この時にAさんが
お支払いくださった
5000円札を
お守りのように
持っています。

この時から私は
ずーっと、

目の前の方から相談料をいただくことの
・自信がない
・後ろめたさ
・困っている人からお金をもらうのか

について考えていて、

それを先日から
記事にしてきました。

これからも考え続けていくこのテーマ、

文字で表すのは
本当に
難しいです。

まだまだお伝えしたいことは
ありますし、

改めて
音声か、
zoom会か、
何かしらの方法で

皆さんと一緒に考えていけたらと
思っています。



本日は以上です。



★2024年12月1日に
『ただなぞるだけの本。』(文芸社)
を出版しました。

ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。
ことばを選ぶのはとっても楽しかったです♪
イラストも私が描きました(*^^*)


今日も気持ちの良い一日を!

柳田明子社会福祉士事務所
〜聴く・伝える・ともに考える〜
(2001年開業)

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