芸妓置屋 小松楼
静岡県・新居関所のすぐ近くにある「芸妓置屋 小松楼」に行きました。
こちらは、大正時代から昭和の戦後少し後まで芸者の置屋兼小料理小屋として営んだ建物です。入館は無料で、芸者の写真や道具などが残り、中を見学することができます。
「芸妓」は、三味線・太鼓・踊りなどで、宴会の席に興を添え、座を楽しませる女性です。地域によっては芸者・芸子とも呼ばれています。「芸妓」は、技芸と教養を併せ持つ洗練された女性として、敬意を払う意味が込められた呼称です。
現在、1階は月替わりのギャラリーとして、地域の文化・情報を発信する場所として活用されています。2階は、べんがら壁、大正ガラス障子など当時のまま残しています。そのほか、芸妓道具類、鏡台、オルガンなどもあります。
道具類の他、当時の芸妓たちの写真なども展示されていました。
明治34年頃に開業し、戦時中は旅館として使われていたそうです。宿帳には、浜兵海兵団へ慰問に訪れた役者や映画俳優の名前が多く記載されていたそうです。
建物は古いままで趣がありました。資料などもあり、けっこうおもしろかったです。
また、こちらの近くには新居関所もあります。新居関所の記事はこちらです↓
もしよかったら関所にも訪れてみてください。
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