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〈2024年7月〉今月のかっこいい音楽詰め合わせ

 2024年7月に聴いた27枚のアルバムの中から、特に好きだと思ったアルバムをご紹介します。人生においてお耳のお供はあればあるだけ良いものですから、この機会にぜひ覗いて聴いてみて下さい。もしかしたら、この中にあなたの夏の定番曲になる音楽があるかもしれません。


Kiasmos / II

 2007年結成、アイスランドのÓlafur ArnaldsとJanus Rasmussenによるエレクトロニック・ユニット。10年ぶりのフルアルバムリリースだとか。ピアノとエレクトロニカの組み合わせが好きなので、眼福ならぬ耳福なアルバムでした。
 Ólafur Arnaldsについては、以前こちらのエッセイで取り上げています👇

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Àbáse / Awakening

 ハンガリー出身のマルチ奏者/作曲家Szabolcs Bognárによるプロジェクト。アフロビート、クラブミュージックといったビートを感じるジャズで、Gilles Petersonが絶賛するアフロ・スピリチュアル・ジャズという触れ込みでリリースされたのも納得。

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Clairo / Charm

 Lo-Fiなベッドルーム・ドリームポップを得意とするSSWで、本作は3年ぶりの新作フルアルバム。私は2023年リリースの"Live at Electric Lady"(ライブアルバム)でちゃんと彼女の音楽を知ったので、オリジナル曲でのアルバムを聴けたのはとても嬉しいです。日本の夏に有難い、除湿系の一枚。
 "Live at Electric Lady"については、以前こちらの音楽まとめで取り上げています👇

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Berwyn / Who Am I

 ロンドンで注目を集める、トリニダード出身のラッパー/SSW。セルフプロデュースで、彼が経験して来た信仰や愛情、人種差別と言った要素を表現しているアルバムだとか。腰を据えた格好良さがあるのは、そうした背景がある音だからかもしれません。

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Brijean / Macro

 アメリカ・LA拠点のサイケ・ポップ/ディスコ・デュオ。ダンサブルなグルーブとふんわりしたボーカルという、矛盾しそうな要素が相性抜群。いい意味でクセがなく、ヘビロテしたくなる一枚です。

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Remi Wolf / Big Ideas

 FUJI ROCK FESTIVAL'24出演の、アメリカLAのSSW/プロデューサー。ファンキーなソウル・ポップあり、80年代を思わせるレトロポップあり、どこから聴いても気分が上がる楽曲揃い。

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Kessoncoda / Outerstate

 ドラマーのTom Sunneyとキーボード奏者のFilip Sowaが結成した西ロンドンのデュオ。偶然YouTubeのおすすめに上がって来て聴いたら、最後までうっとり聴き入ってしまいました。本作がデビューアルバムだとかで、瑞々しさとジャジーなビートが夏にいいアンビエント・エレクトロニカです。

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Cults / To the Ghosts

 2010年結成、ニューヨーク拠点のデュオ。全体的に寂しさやダークな雰囲気があるんだけれど、そこまで重苦しく感じないのはボーカルの可愛らしい声色の存在感かも。ドリーミーなインディー・ポップ、浮遊感があって好きです。

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Empire of the Sun / Ask That God

 エレクトロ・ポップを地で行く、夏にぴったりのダンサブルだけどシュッとした軽やかさもあるアルバム。アルバム全体を通して雰囲気が変わらず、最初から最後まで明るさと除湿感を維持してくれる。夏の部屋に流しておきたい一枚です。

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Porter Robinson / Smile! :D

 アトランタ出身のDJ/プロデューサーで、グラミー賞ノミネート経験もある彼の3枚目のスタジオアルバム。王道の聴きやすいポップサウンドだけど、なんか心に引っかかると言うか切ないものを感じてよいですね。

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Vulfmon / Dot.

 VulfpeckのJack Strattonによるソロ名義のアルバム。約30分で終わるのが惜しいほどのご機嫌で軽やかなファンク・ポップスが詰まってました。2024年の夏がこのアルバムに似合う夏であればいいなあ。
 Vulfpeck関連のアルバムは、直近だとこの辺りのエッセイで取り上げています👇

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 フジロック開催&配信を始め、国内外問わず、音楽フェスシーズン突入の夏が来ましたね。来月からも、水分補給しつついい音楽を楽しみに生きていきましょ。


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先月聴いたアルバムはこちら。

矢向の 2024年上半期ベストアルバム10選+α #AOTY2024 はこちら。

その他、月や年単位でのおすすめ音楽記事はこちらをどうぞ。

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© 2024 Aki Yamukai

#夏の定番曲


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矢向 亜紀 / やむかい あき
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