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2023年3~4月に聴いたべらぼうにかっこいいアルバムをまとめるだけ

 2023年3~4月に聴いたアルバムの中でどこかいいなと思ったアルバム136枚(期間外のリリース含む)、その中でも特にかっこいいなと思ったもののまとめです。
 イヤフォン・ヘッドフォン・スピーカーの準備は整いましたか? 張り切って参りましょう。


Fejká / Hiraeth(2022)

 ドイツのアンビエント・エレクトロニカミュージシャン。私が知ったきっかけは、The Daily DoseのYouTubeチャンネルで公開されていたFejká Playlistでした。
 私は電子音はひんやり・ボーカルは淡い、と言う組み合わせのエレクトロニカが大好きなので、すぐにアルバムを探して聴きました。

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Weval / Remember

 オランダ、アムステルダム拠点のエレクトロニカ・デュオ。へえ~と思って聴いていたら、同じくオランダのSSW、Eefje de Visserがコラボしている曲があって私が大歓喜しました。
(大歓喜した理由は、こちらのエッセイにてどうぞ。)

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Tanukichan / GIZMO

 オークランドのHannah van Loonのソロ・プロジェクト。シューゲイザー・ポップ(そんなジャンルあるのかしら)みたいなギターに淡いボーカルが混じり合う面白いアルバム。アルバム名は、彼女の愛犬の名前だとか。

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Hello Mary / Hello Mary

 ブルックリンの3ピースバンドで、オルタナティブ・ロックでありグランジ・ロック。若者の憂鬱と輝き、ドロドロもキラキラも詰め込んだ音色がバチバチにかっこいい。

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Nia Archives / Sunrise Bang Ur Head Against The Wall

 UK拠点のDJ・プロデューサー・SSW。ひっくり返りそうなくらいかっこいいdnbと力強くも気だるいボーカルの組み合わせが最高。

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Unknown Mortal Orchestra / V

 ポートランド拠点のサイケポップ・バンド。心地よい海沿いのドライブのような、耳馴染みよいアルバム。

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Benny Sings / Young Hearts

 信頼と実績、オランダのSSWがお送りする最高にご機嫌で気持ちがいい一枚。彼の音楽があれば、だいたいの場所は居心地いい場所に変わります。

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Daughter / Stereo Mind Game

 ありがとう、ありがとう……。それしか言えない7年ぶりの3rd。多分Daughter好きな人はたくさんいるけど、Daughterが“必要だ”って人は絞られるのでは。Vo.エレナの淡い声色が、輪郭のぼやけた楽器の音に馴染んでいく……ありがとう……。

 Daughterの曲については、以前こちらのエッセイで取り上げました。

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Wednesday: Rat Saw God

 Mitski、Japanese Breakfast、Phoebe Bridgersが所属するレーベル、Dead Oceansのシューゲイザーバンド。ぶっきらぼうでいて切なく情緒的なボーカル、それを巻き込みながら昇華される楽器陣の音。最高に圧倒される一枚。

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Grandbrothers / Late Reflections

 ピアノとエレクトロニカの融合が美しい、ドイツ人のデュオ。ケルン大聖堂でのコンサートに向けて作曲された楽曲で構成されたアルバムで、レコーディングもケルン大聖堂。あの空間の音響にぴったりの音色が響く、まるで天国のような一枚。ありがとう、無事に召されました……。

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Bodywash / I Held the Shape While I Could

 ケベック州モントリオール拠点のデュオ。シューゲイザーっぽさもあるドリームポップで、聴いていると音の中に体が沈んで行く感じが心地いい。

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Swami Sound / Back In The Day

 2023年2月リリース、NY拠点のDJ/プロデューサーの1st。これはもう……かっこよさの極みでしょ……。私はこういう冷たいダンスフロアみたいなエレクトロニカ・ダンスミュージックが好きなので、今後も追っていきたいです。

 彼を知ったのは、ご本人が公開していたDaft Punkの"One More Time"を使ったプレイがタイムラインに流れて来たのがきっかけでした。めっちゃいい。

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Dinner Party / Enigmatic Society

 Kamasi Washingtonが所属しているジャズグループで、2023年のCoachellaに出演予定&5月に来日予定があるバンド。9曲しか入ってないのが惜しいくらい良い…。

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Eloise / Drunk On A Flight

 ロンドン拠点のSSWによるデビュー作。青春の生々しさとスムースな歌声・メロディの融合が心地いい一枚。ずっと耳を撫でていて欲しい聴き心地。

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Laveda / A Place You Grew Up In

 ガサガサで儚くて力強くて美しいドリームポップ。例えばMumrunner欠乏症の私みたいな人にはおすすめの一枚。

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Burna Boy / Love, Damini (2022)

 コーチェラで知ったSSW。ライブの時のオーラと「歌が上手い!」という感動があったので、音源だと少し物足りなく感じちゃう。贅沢な悩み……。

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Monolink / Under Darkening Skies (2021)

 コーチェラで知ったひんやりエレクトロニカ。Bob Mosesが好きな人はぜひ聴いて欲しいです。

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Everything But the Girl / Fuse

 1980年代から活躍していたイギリスのエレクトロニカの大御所。再始動のアルバムはとにかくめちゃめちゃ格好いい。最近の音楽の流行が80-90年代っぽいので、一周回って本当にイマドキな音色に聴こえるのがまた興味深い。

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Nabihah Iqbal / DREAMER

 ロンドンを拠点に、ミュージシャン・講師・放送作家として活躍中。アンビエントなエレクトロニカに、シューゲイザーやドリームポップの雰囲気があって私の好きが詰まっていました。

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JFDR / Museum

 かのBjörkも絶賛したというミュージシャンで、同じくアイスランド出身。幽玄でミステリアス、霧の中に音楽と体ごと消えてしまいそうな没入感が心地いいです。

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Yunè Pinku / Babylon IX EP

 ロンドン拠点のSSWで、浮遊感とビートを両立させた音楽がたまらない一枚。好きですね……。

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Elderbrook / Why Do We Shake In The Cold? (2020)

 前からシングルは時々聴いていたのに、コーチェラでやっと認識した人。ひんやりエレクトロニカはあるだけいいので……。過去にBob Mosesとのコラボ歴もあり、それも納得のひんやり系。

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 コーチェラの季節だったこともあり、フェスに出る・出たことがきっかけで知った音楽も多かったです。そして好みな音楽たくさん。ありがとうございました。
 5月はユーロヴィジョンもあるので、ますます音楽が楽しみな期間になりそうですね。よい音楽にたくさん会えますように!



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© 2023 Aki Yamukai

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矢向 亜紀 / やむかい あき
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