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春のげんなりを乗り切る音楽3選
突然ですが、私は春が嫌いです。秋冬が好きな自分にとって、気候が暖かくなり、パステルカラーが街を彩り、新生活に浮き足立つ雰囲気が漂う春は最悪です。げんなりします。
とは言え、来てしまうものはしょうがないので、乗り切らなきゃなぁ!と音楽を聴きます。
そこで今回は、春の足音が聞こえ始めた頃〜春先に聴きたくなるアルバムを3枚ご紹介します。もちろん、春が好きな人にもおすすめですよ。
Jordana / SOMETHING TO SAY TO YOU(2020)
カンザス州を拠点とするシンガーソングライター、淡いドリーム・ポップが魅力的なJordanaのアルバム。自分が知ったのは2021年で、それ以来、春になると無性に聴きたくなってしまう。
空気が緩くなり、湿度と気温が高くなる、体がだるくなる季節のお供にしたいローファイ・サウンド。ボーカルと楽器が溶け合う音が心地良い。「喪失」や「孤独」が含まれた音楽はシンプルな音の構成で、心地よさだけじゃなくザラザラした不安定さもあるのが、個人的にはまさに春。
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Another Michael / New Music and Big Pop(2021)
フィラデルフィアを拠点とする3人組フォークロックバンドのデビューアルバム。リリース当時、私は「これがデビューアルバム……? 出来がいい……」とびっくりした。
バンドとして楽器の音の輪郭がハッキリしている一方、全体的に暑苦しさはなく、春霞の空を飛び回るような軽やかさ。あったかくなった春の日に、満開の桜が見える窓を開けたら自然と外から流れ込んできた音みたいなアルバム。気づくと現れ、消えていくのが春らしい。
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Rex Orange County / WHO CARES?(2022)
イギリスのシンガーソングライター、4枚目のアルバム。オランダでBenny Singsと一緒に48時間レコーディングして作った1枚とか。
そうした成り立ちもあってか、「ロックダウンを乗り越えてまた仲間と再会した」という明るさを感じる。それでいてやかましくなく、等身大の輝きに溢れている。そういう光の具合が、げんなりしがちな春に効く。
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今年も春が来てますね。私のような春嫌いだけでなく、花粉やその他諸々の事情で、春が億劫な人もいらっしゃることでしょう。
でもまあ、来ちゃったからには仕方ありませんね。あったかくなっていく空気を、げんなりする気持ちを。新しい環境に、少し不安を覚える毎日を。音楽で、無理なくやんわり乗り切りたいものです。
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© 2022 Aki Yamukai
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