【遠出ミュージアム9】太宰府天満宮(福岡)
太宰府って、島流しのところでしょ。
九州に全くの縁がない自分にとって、これが最初に入ってきた太宰府のインフォメーションだったと思う。DA ZA I FUという濁音多めで強い聞きなれない音や形の文字と流刑地という言葉がセットで脳内保存されて、それ怖いの?という印象しかなかった。
数年前に福岡に行った際、糸島は九州にいる友達に運良く案内してもらったけど、まだ少し時間がある。少し遠くに行ってもいいなと、名前だけで何も知らない太宰府天満宮を訪れた。
降り立った太宰府は、人が多い!たくさんの人が隈研吾さん建築のスタバの前で写真を撮っている。きっと今は、令和効果でもっといるのではないかと。
進んだところにおみやげ屋さん。中川政七商店とコラボしていたり品ものも洗練されている。おまけに古いものと新しいアートの融合されているスペースに驚いた。まるでアートプロジェクトの一部に来たみたい!そしてお天気が良かったこともあり日当たりの良い明るいスペースにあり、一気にイメージが覆された。
社寺仏閣はもともとアートの一つだと思います。海外で教会を見学するのとちょっと似ている。だからたくさんの人がそれをみに京都に行くし、伊勢神宮に行ったり。しかもお願い事も叶えてくれそうなおまけ付き。ありがたや。でも天満宮はそういうのを通り越したもっとフューチャリスティックなスペースという印象でした。
ライアン ガンダーに興味があったことも大きいかもしれないです。全然調べて行かなかったので、なにがあるのかもわからなかったけど、それがかえって印象づけてくれたというのもあります。
建物の活用の仕方やアート作品との結びつきが、思いつきとかではなく大切にされているという全体的な環境含めて、DA ZA I FUの第一印象とは180度くらい変わってしまったのでした。いっときの流行りとかではないとてもステキな場所でした。
次にいく機会があれば、時間がなくて行けなかった竈門神社も行ってみたい。
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