#ドラマ感想文「ただひとつの愛」(2019年)
シン・ヘソン、エル、他
<あらすじ>
バレリーナのイ・ヨンソは、舞台上でライトが落下した事故で視覚を失っていた。ある日公園で、
人には見えないはずの天使ダンの気配に、ヨンソが気づく。ヨンソは目が見えないため、他の人にダンが見えていないことを知らない。
その後、ヨンソは交通事故にあい、天使ダンが助けてしまう。人間の命に関わってはいけない掟を破ったダンは、“100日の間に、ヨンソに愛をみつけさせる”というミッションを与えられる。その間は仮の姿として人間となる。(雨に濡れると羽がでてきてしまう。不死身。)
心優しいピュアな天使ダン、人間不信に陥っているバレリーナのヨンソ、天使と人間のラブファンタジー。
<感想>
エルの天使ダン役がはまり役で、可愛かった。
衣装とバレエシーンが見せ場だった。
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ふんわり設定で、つっこみどころは満載だった。
いくつか挙げると、
ルナの異常性がわからなかった。
先輩天使に殺害されたルナの手下は、誰にやられたのか迷宮入りになってしまうのでは?
ダンの戸籍はどうなってるの?
天使の生きる世界のルールが、ストーリーのご都合に合わせるために、はっきりしない設定だった。
等など。
結局全体的には、陰鬱なストーリーのドラマだった印象。ストーリーに対して話数が長く、やっと終わった感が否めない。
俳優さんたちはきっと、バレエのレッスンとか頑張ったんだろうな〜と思う。けれど、私はそこは吹き替えでも問題ナッシング。だと思った。
シン・ヘソンのスタイルの良さで、何処ぞのブランド服?を身に纏い、ファッションも見せ場なのかもしれないけれど、普通の人が日常生活の中でこの服を着ようと思うのだろうか…?というものが多かった。(全身真っ赤とか、超超超ミニスカートとか)
一言でいうとどんなドラマだった?と聞かれたら、どう答えるだろう。
雰囲気ドラマ。PVっぽいドラマ。ビジュアルドラマ。どれも中身がないっぽく聞こえてしまうかしら…。とにかく画は綺麗だったかな。
「天使役の男の子が可愛かった」と、答えてしまいそうな気もする。(笑)
<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
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