あなたの給料は上がらない

障がい者雇用界隈にいるとよく聞くのが社員に比べて給料が低い。作業所の賃金が安いという愚痴はよく聞きます。

え、君、そんなに仕事できてたっけとか、この仕事から得れる利益から計算して、そんな数字払えると思う?とかは結構思います。

でもこれって給料を上げてもらえる=自分は貢献できている=承認要求なんだと思います。まあサラリーマンをしていると自分より仕事わかっていないやつがリーダーになったり、マネージメントできないやつがマネージャーやってたりするのはざらにあるので、私は特に何とも思わないです。

結局、会社が使いやすい人間が昇給するし、昇進します。これは=仕事ができる ではないですし、 長期間働いている でもないです。あなたが仕事や努力して得た知識量、経験値、スキルがマネタイズされたものではないので当然=給料が上がるにはなりません。それが雇われているってことです。

でもその仕事をやっていた数年で得た知識というのは今後仕事をしていく上での経験値にはなります。知識=スキルではない。残念ながら。

わかりやすくいうと、例えば歴史的なビジネス書の名著である7つの習慣という本があります。これを読んだ人が7つの習慣を実践したとします。7つの習慣を実践した人が全員がビジネスで成功しました。

というと嘘くさく感じませんか?

統計をとったことも自分で実践したこともありませんが、その人の状況や環境しだいと思いますが全員成功しているわけではないと思います。でも、7つの習慣をよんだこともきいたことない、という方がビジネスで成功しているイメージは私にはありません。

結局得た知識はその人によってカスタマイズされていきます。得た知識や経験をどう自分のマネタイズ。つまり現金にかえているかは人それぞれだと思います。7つの習慣でなく1+1=2だとどうでしょうか?

これを人2人分であれば一人より仕事を多くこなせると解釈する人もいるだろうし、単純に暗記している人もいるだろうし、買い物いったときの計算に使っているひともいるだろうし。

LDであろうと知的障害であろうと、知識を得ることは必要であるし、それを自分で使えるツールに知識をカスタマイズしないといけないし、それができたところで給料が上がる理由にはつながらないよな、みたいな話を今回のおススメ動画を見て思いました。


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はやみやすお@障がい者雇用のお話
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