警察が精神障害者にでっち上げた実話
袴田事件が昭和の冤罪王・紅林麻雄の薫陶を受けた警察官らによって引き起こされた悪質性の高い問題だったという事で、紅林が起こした冤罪事件にも言及される事があり、そうした流れで、二俣事件を内部告発した山崎兵八氏に光を当てる人達も出始めたようだ。
私もテレビの再現ドラマ(『奇跡体験!アンビリバボー』二俣事件 山崎兵八刑事の一生 フジテレビ系 2012年1月19日)でこの件は聞いて知っていたのだが、本当に酷い話だ。
警察にとって邪魔者は精神障害者にでっち上げて潰す。
放火して不正の証拠を消す。
wikiでは言及していないが、山崎家の放火事件、犯人は静岡県警の警察官だと言われていて、だから「火事の直前に当時小学3年生の次男が長靴をはいた男が家に入っていったのを目撃し警察に証言したところ、逆に次男が火をつけたものと見られ補導されそうになった。結局不審者に対する捜査は一切行われることなくコタツの不始末による失火と結論付けられた」という話に繋がるのです。
愛媛県警の裏金問題を告発した仙波敏郎氏に対しても悪辣な嫌がらせが行われていて、調べてみたところ、その事実が国会でも取り上げられていたようです。
質問主意書には書かれていませんが、警察と自宅を行き来する時にもぴったりと覆面パトカーの尾行がついたり、それ以外にも、大小様々な嫌がらせを受けた事によって、警察に殺されるのではないかとの不安と恐怖を抱いたとも仙波さん御自身が語られていました。
また、以前も紹介しましたが、兵庫県警では実際に内部告発者に対する嫌がらせとして強制尾行が行われた現実もあります。
記事でも「女性2人は精神的なダメージが大きく、心療内科に通っているという」とあるように、強制尾行を長期間受け続ければ、被害を受けた側は精神的に参ったり、ノイローゼになったりします。
鬱病になる事も考えられますが、鬱病には譫妄という症状が現れるとされ、ガスライティングを組織犯罪的に仕掛けてくる側としては、ターゲットが鬱病になってくれれば、譫妄症状で被害妄想を語っているだけだという事にして、自分達が働いたガスライティング行為を隠蔽出来ると考えているようです。
無論、精神病院は当然として、心療内科への通院歴も、ガスライティングを実行する側にとっては重要な要素です。
被害を訴えるターゲットに心療内科への通院歴があれば、その事を根拠として、ターゲットは精神障害で被害妄想を訴えていただけである、という事にして、自分達が働いたガスライティング行為を存在しない事にして、隠蔽する事が可能となる為です。
兵庫県警が強制尾行を働いたのも同様の理由で、執拗に嫌がらせを働き、ターゲットが精神障害を発症するか、鬱病になり、精神病院や心療内科への通院歴が付いたら、その事を理由として、内部告発を「精神障害者によるもので信用できない」と主張し、隠蔽するつもりだったのでしょう。
つまり兵庫県警が働いていた強制尾行は、ただの強制尾行でなく、形を変えたガスライティングの一種であった、という事です。
そしてまた、こんな事をする人間が、未だに、警察組織では幅を利かせていて、警部補や警部、警視として、警察本体で高い階級にあり、幹部としてのさばっている実態があるのです。
しかも、兵庫県警のケースは、発生は2010年代です。
結局、警察という組織は、都合の悪い人物が現れると、精神障害者のラベルを貼る事で隠蔽する、あるいは、執拗に尾行や監視、付き纏い、嫌がらせを働いて、相手を精神的に疲弊させて、自殺に追い込もうとする、精神障害を発症させようとするような蛮行を、本当に昔から繰り広げてきていた、という事なのです。
やりすぎ防犯パトロールでは、警察から防犯協力の要請を受けたとして、嫌がらせとしか思えないような行為をやれと言われたと、多くの人達が証言されているわけですが、それらは現在ではガスライティングと呼ばれている行為であり、明らかに、組織犯罪として精神障害者にでっち上げる際に使用される手口と同じです。
要するに警察が、付け狙った市民を相手に、組織的なガスライティングを実行し、その市民に精神障害のラベルを貼る事で、都合の悪い何かを隠蔽しようとしている疑いが濃厚である、という事です。
昔のように、警察による精神障害へのでっち上げに協力してくれる精神科医が減っているので、医者に誤診させない限り、精神障害の診断書を作成してくれなくなった事から、やりすぎ防犯パトロールのような卑劣な手口を使って、特定個人を精神障害者にでっち上げようとしているか、あるいは、やりすぎ防パトを実施する事で被害者に精神障害と誤解されるような被害証言をさせ、警察から依頼された精神科医が、精神障害との診断を下すハードルを下げているのではないか(オリンパスの配置転換訴訟で明らかとなった産業医制度を悪用した精神障害でっち上げ工作と手口としてはほぼ同じ)、という事なのでしょう。
警察がやりすぎ防犯パトロールを実行している疑いは、こうした過去の実例により非常に濃厚となっているわけですが、御存知の通りで、大手新聞社やテレビの報道局は警察と完全に癒着し、結託している為、警察にとって極めて都合の悪いこれら情報を調査したり、報道したりする事は絶対にありません。
やりすぎ防犯パトロール問題が、ツカサネットが2009年に報道して以降、どの新聞社も一向に報道しないのは、このような問題が存在しないからでなく、新聞社とテレビ局、雑誌社までもが、警察と癒着しており、あるいは、結託しており、警察組織による組織犯罪としてのガスライティング行為を報道する意思を持っていないからです。
袴田事件においては、内容の余りの酷さから、関係者の中で叙勲された者があるのであれば褫奪すべきだ、現役時代に遡って降格処分を行うべきだ、現役時代に遡って懲戒免職とし、給与と退職金の返納、年金受給額の削減をすべきだ、氏名を公表すべきだ、刑事罰に処すべきだ、等、様々な意見が飛び交っていますが、悪事を働いた警察官に対する処分と刑罰が軽すぎる事、悪質な冤罪事件を起こした警察官を罰する法律がない事なども、このような問題が起き続ける背景となっている事は、疑いの余地はないでしょう。
のみならず、マスコミが事件報道時の特ダネ欲しさに警察と癒着し、あるいは結託し、警察の問題について全く触れないというジャーナリズムの機能不全状態に関しても、このような問題を引き起こしている元凶と言えます。
やりすぎ防犯パトロール問題は、マスコミがきちんと調査して、被害者達の氏名を特定し、被害内容について詳細な報道を行えば、恐らく警察組織そのものが崩壊するレベルのインパクトになるでしょう。
警察官が組織的なガスライティングを働き、無辜の市民を自殺に追い込んでいた、精神障害にでっち上げて社会的に抹殺していた、精神障害を発症させて人生を破壊させていた、粗暴犯罪を誘発して逮捕するマッチポンプを働いていた、こんな事実が明らかとなったら、警察に対して国民の怒りが大爆発し、警察を解体せよという声が上がるのは自明の理だからです。
しかし、警察が、実際にかような愚行を行い続けている以上、報道しなければなりませんし、実行犯となった警察官、指示を出していた警察幹部、この問題の責任者にある警察幹部らは、厳罰に処される必要があるのです。
警察による出鱈目と常軌を逸した人権侵害には目に余るものがあり、また、創価学会をはじめとするカルトと癒着し、カルトの敵対者に対して嫌がらせを働くといった言語道断な蛮行の数々に関しても、断じて許されるべきものでなく、このような行為が野放しにされている現状が、異常すぎるだけの話なのです。
本日は本当に胸糞の悪い話となりましたが、警察がこういう組織なのだという事は、国民の一人一人が、肝に銘じるべきであると思います。