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【第3回】文化の闇鍋会レポート『隅田川・向島のエスノグラフィー「下町らしさ」のパラドックスを生きる』

皆さんこんにちは!
立教大学大学院社会学研究科、小泉ゼミに所属している修士1年オウ セツヒです。

急に冬になった2022年10月26日、第三回『文化の闇鍋会』が開催されました!
今回の企画運営担当は、小泉所属修士1年の斉藤さんです。
金善美著『隅田川・向島のエスノグラフィー「下町らしさ」のパラドックスを生きる』を読み、議論しました。


金善美、2018、『隅田川・向島のエスノグラフィー 「下町らしさ」のパラドックスを生きる』、晃洋書房

この本は変化する地域の中で「生きる」ということを議論しています。衰退と再開発が同時に進む墨田区向島を中心に都市社会学に関する部分を考察しました。工業振興、防災、文化創造、新住民の「地元」づくりと次々に展開されてきたまちづくり運動はこの地区に何をもたらしたのかは課題です。「下町らしさ」の再生を夢見る人々の実践の40年を追い、そのまちづくり運動の可能性と限界を描き出します。

墨田区・向島の概要を紹介して、本研究の問題意識は三つのポイントから展開しました。まずは脱工業化以降の空間再編とインナーシティの位置づけについてです。また、東京の都市構造における「下町」に関する部分です。三つ目は新たな都市づくりにおける2つの系譜(まちづくり運動と文化政策)についてです。
「SUMIDA MUKOJIMA EXPO 2022」も一緒に見て、面白くてみんな参加したいイベントについて議論しました。
(実際に入学するまでずっと墨田区に住んでいたので、人と話すといつも感動しました。)

さて、次回の『文化の闇鍋会』は、修士2年のショキさんが担当します。
11月30日(水)の18時から開催予定です。
次回の文献は、『ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』です。


コクヨ野外学習センター、2022、『ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』プレジデント社

『文化の闇鍋会』は、文化や芸術、ライフスタイル等々、さまざまな角度から現代社会を見つめる研究会です。
興味・関心のある方は、どなたでもご参加ください!



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