美容師が「飲食店」の仕掛けをしてみた
ランチで行列を作る事は難しくなかった
私の本業は美容師ですので、飲食店を何店舗も経営していません。
が、経営に携わる店舗で不思議な事が起こり始めました。
>>前回のブログ<<
場所は駅近にあるわけでもなく、人通りも少ない。位置的にも車が必須の場所に店舗を構えています。
夜の営業は、お酒や単品物で利益を上げる為、とても大切な時間帯でもあります。
ランチは利益があまりない分、夜の営業への「アピール・繋ぎ」とされている事が多いです。
しかし、当店では駅近ではないので車でのご来店が必須=アルコールがほとんどでない。
全体的にも夜の売り上げが寂しい。。
人件費、食材のロス等のムダはやはりでます。
そこで、夜の営業の対策として
「やめた」
これこそが、対策です。
そう、頑張ることをやめました。
美容室経営で数字を改善した「小さなお店の引き算経営」を飲食店でも実践。
結果、単純に夜の人件費がなくなり、食材のロスもなくなる。
夜は、貸切のご予約だけに対応する経営になり、あらかじめムダなく食材も用意できます。
そして、お昼の単価を改正し、利益も確保。
夜食べる事ができなくなり、お昼に付加価値が生まれ、
口コミが広がり人が集まるように
大切な売上は維持でき、そして最大の違いは営業時間は半分以下に。
人件費も半分以下です。
より単純化され、ムリ・ムダがなくなりました。
数字が出にくい事を一生懸命頑張るよりも、一度やめてみて戦略を考える事もありです。
コロナでは営業自粛により、夜の営業が出来ない。
夜の売上が確保できない。
そんな中でも、5年ほど前から夜の営業はやめた戦略をとっていたので、ダメージも最小限に抑えることが可能でした。
経営とはやはりシンプル。
やらなくても良い事に必死に取り組み、時間・お金・ストレス、様々なものも同時に失う。
美容室経営も同じような現象が起きた「ヤメ活(引き算)」経営のやり方をアップしていきます。