ありがとhey、よろしくストアーズ。
私が勤める会社はheyという変わった名前である。表参道の家具屋?と間違えられたりする。それはHAYです。そのたび「ほらあの児嶋のストアーズ(踊りながら)」と説明する。hey社が提供するストアーズ。
そんなhey、今年の10月をもって社名もストアーズにすることになった。ストアーズ社が提供するストアーズ。
heyは少しユニークな成り立ちをしている。リリースを振り返るとheyの誕生は2018-1-31にさかのぼる。全く違う領域のスタートアップ2社が、ある日ひとつの会社になります。って今考えてもすごい。
その2年後、2020-1-31にサービスブランドがストアーズに統一される。コーポレートブランドは引き続きhey。私の入社がこのちょっと前ぐらい。
さらに2年後のいま、コーポレートブランドもストアーズに統一される。ネットショップとキャッシュレス決済から始まり、POSレジ、店舗アプリ、ネット予約まで仲間が増えた。
ユーザーのみなさんからすると社名よりプロダクト名なので、ストアーズの方が分かりやすい。私も「ストアーズの山崎です」って自己紹介することが多い。けどたぶんheyじゃないと入社してなかったし、heyという文字列やロゴが持つチャーミングさがとても好きだった。
自分が所属する会社に愛着をもてる人ってどれだけいるんだろう。私はマーケティングという職業もあってか、愛着がないとかなりしんどい。好きなプロダクトを世に広げたり、それが世のためになってることが、原動力になってる。
heyにはJust for Funというミッションがある。「たのしみ」のための経済へなんて副題もある。こだわりや情熱、たのしみによって駆動される経済の発展を支援する会社。ここにもすごい共感してる。
例えば日々のご飯。何を美味しいと思うか、何を食べて幸せだと感じるか。それはシチュエーションによるし、どんなパターンがあっても良い。簡単にすませたり、がっつり食べたり、少し贅沢したり、ダイエットしたり。
明日の活力になるような経済活動。そこに大きい小さい高い安いの差はあんまなくて、全てが同様に尊い。深いリスペクトがある。社内では「お」をつけて「お商売」と呼んだりもする。
heyの事業はキャッシュレス決済とネットショップから始まったけど、実店舗orオンラインだと未来の消費行動を説明できない。オンラインで購入して店舗で受け取ることもあれば、実店舗で買って手ぶらで帰り、配送してもらうこともある。
YouTubeやInstagramで見つけて購入したり、Googleマップから来店予約することもある。PayPayのクーポンだって使いたい。
一方でお店側から見ると、ひとつオペレーションを増やすだけで莫大な時間とコストがかかる。人員を簡単に増やせるわけもなく、システム構築に使える予算も限られてる。けど目の前でお客様は待っている(デジタル空間も含めて)
このギャップを解消したい。楽しみや情熱によって駆動される経済とは、提供者と消費者が一緒に作り上げる経済活動であるはず。お店のデジタル化を通じて、そんな経済活動が少しでもスムーズにつながる世の中にする。そのためのストアーズなんだ。heyがなくなるまえに、このスタートラインを改めて誓おうと思う。
ありがとhey、よろしくストアーズ。
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