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会社給食シリーズvol.3 オフィスで米ぬか活用
化学合成肥料や化学合成農薬を使わずに栽培された安心安全なお米を会社で炊いてみんなでいただく「会社給食」。今回はいつも会社給食の準備を担当してくれている成松さんに米ぬかの活用について聞いてみました!
櫻井:会社給食用に毎朝精米もありがとう!
成松:せっかくオフィスに精米機があるので、毎朝その日に食べる分だけ精米して新鮮なお米を炊いてみなさんにおいしく食べていただきたいなと思っています!
櫻井:精米すると米ぬかが出来るよね?
成松:そうなんです。精米すると玄米の表皮が削り落とされ、白米とぬかになります。実は米ぬかって、すごい力があるんですよ!
櫻井:そうなの!?
成松:玄米に含まれる栄養素の9割以上は米ぬかに含まれているんです。米ぬかの使い道といえば代表的なのはぬか漬けかですが、食用以外にもお肌のケアや家庭菜園、お掃除などたくさん使い道があるんですよ!
櫻井:米ぬかパワーすごいね!
成松:実際に精米してみましょう♪
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櫻井:お米のいい香りがするね!山崎文栄堂ではこの米ぬをどのように活用しているの?
成松:実は給湯室のシンクで大活躍なんです!米油の原料でもある米ぬかは、油脂を含んでいるので油汚れに効果があるみたいなんです。カップについたコーヒーやお茶の茶渋も綺麗に落ちましたし、一番驚きだったのはお米を炊いた後の炊飯釜の洗浄です。
櫻井:炊いた後の炊飯釜はお米の粘りが残って取れにくいんだよね。
成松:そうなんです!米がこびりつくので一旦水に浸したりして結構大変なのですが力を入れずにスルスルと落ちてびっくりしました!
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櫻井:そうなんだ~!でも粉状の米ぬかをそのまま使ったら排水溝が詰まるのでは?
成松:そうなんです、そのまま使うと排水溝にカスが詰まってしまう可能性があるんです。なので私たちはお茶パックを使っています。
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櫻井:なるほどこれでスポンジやタワシのように使えるんだね!洗剤を使うと洗い残しが気になって時間をかけて洗い流すことがよくあるけど、米ぬかなら多少残っていても良さそうだし、水も時間も節約になりそう!
成松:そうですね(笑) !しかも、食器を洗い終えたあと最後に軽くこすってシンクの水垢もきれいになるんですよ。まるでワックスをかけているようにキラキラに輝きます♪
櫻井:米ぬかはお米のありがたい副産物!先人は、そうやって万能な米ぬかを余すことなく活用してきたんだね。
成松:米ぬかは化粧水として使われるほど保湿成分がたっぷりですから、食器を洗い終えたあと手がもちもちしっとりになるのも嬉しいですし、会社給食を担当していて食器洗いまでたのしみになっちゃいました(*^^*)
余った米ぬかを有効利用して、環境にも自分にも気持ちよく使えるのが良いですね!
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社食が無くても炊飯器があればどこでも誰でもできる「会社給食」。実はこの会社給食の取り組みは社員満足や社員の健康のためだけではなく、日本の農業の復興(※)にもつながっています。このお米を会社で定期購入することで、日本古来のお米の普及や、有機栽培をする農家さんの販路の拡大につながるからです。栄養価の高い日本古来の安心安全なお米をみんなで食べて元気になって、農家さんも、社員も、会社も、みんなが喜ぶ会社給食にこれからも取り組んでいきます。
※株式会社山崎文栄堂は豈プロジェクトに参画し、農業の復興に取り組んでいます。詳細は豈プロジェクト公式HPをご覧ください。
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