中国情報発信者と世代について
いやいや(謙遜)。
あとトップ画像がほとんど中国じゃないけど許して。
僕の世代以上の旅行者は地球の歩き方、むしろ旅行人を見ていたんで、その人たち、むしろ蔵前仁一さんとか下川裕治さんとかのおかげですよ。そのバックパッカー読本通りに動いてるだけで、氷河期世代の旅行者は結構やってたんです。
氷河期の旅行者を動かしたのは、電波少年で見世物になった有吉でありチューヤンであり、沢木耕太郎の深夜特急。
僕はといえば、一部の今の20代~40代の支持してくれる方々が、若かりし頃に当時の僕の記事がささってしまって、今に至るまで支持してくれてるわけで、やっててよかったなあと思ったり。その人たちに、昔の記事がささった。
現地でこつこつと中国×ITの掛け算で書き物していたら、やがてこんな感じでべた褒めされたこともある。
最近僕を知った人だと、36krの人とか、中国系のフォロワーが多い人くらいに思ってるだろう。時代は否が応でも進むし、昔のボーナスで食えることはだんだん難しくなるので、日々印象的な何かをアウトプットしていくしかない。編集者とか企業担当者でも若い人は当然昔の記事なんて知らないし、それが普通。
どんどん世代は移り行くもので、お笑いにしても予備校教師にしてもクリエイターにしてもずっと支持されるわけでもなし。
僕が当時、数多くの旅行者がいて、僕はあくまで本をなぞったバックパッカーだったけど、それなりに旅行の執筆を商売にできたかというと、
1・中国雲南省を拠点とした
2・ノートパソコン(ミニノート)をもっていって、現地から文章を書いていた
3・現地の電脳街巡りとかうさんくさいものとかにアンテナが立ってた
これの2、3は特に今となっては全く強みにならないが、当時はこれがめちゃレアだったのだ。他は人並みだけど、
・ちょっと変わったことを最初にやる
・新しいプラットフォームを利用する
・ブルーオーシャンを狙う
と、高確率ですっと認知されてフォロワーが増えて発信して多くの人に届く。
振り返ればブルーオーシャン中国市場では、元AV女優の蒼井空さんだったり、ビリビリの山下智博さんだったり、抖音のシブルナさんだったり。
シブルナさん。イチオシを教えていただいたよ!
日本向け市場では、中国と趣味特化型の掛け算(中国鉄道のtwinrail氏)、中国と仕事特化型(中国漢方の藤田先生)の掛け算だとはまりがち。下のがtwinrail氏がインタビューされた記事。
日中ハーフの人々に注目が集まったけど、今あげた人ほどあまりウケてないのは、中国に詳しいだけじゃ飯は食っていけないってことかもしれない。
中国ネタは発信者が多いので、中国に加えて
・専門
・配信先メディア
・対象(中国人相手とかコスメ女子相手とか)
の掛け算をしなければなかなかしんどそうだ。
中国×高学歴とか中国×高収入程度でももう結構いるけど、そうした人はツイッターよりはFacebookとかサロンとかLinkedInとかクローズな微信やLineグループとかのほうに集まりがちな印象。僕はそっち方面は性に合わないので(笑)
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