元特養ケアマネジャーによる介護施設のこと
私は大学で社会福祉士の資格を取得後、特別養護老人ホームで、12年生活相談員として、途中から介護支援専門員の資格も取得し、ケアマネジャーの仕事も兼務して働いていました。 今日人事異動で生活相談員とケアマネジャーから外され、ただの事務職員になりました。 正直なところ、資格を持っているにも関わらず、それを生かすことができないポジションに飛ばされてしまったのは悲しいですが、介護現場を離れられてよかったという気持ちもあります。 この記事を通して、自己満足ではありますが、これまでの経験をもとに、介護の事、施設の事、ぶっちゃけ話等・・・色々書き綴っていきたいと思います。
そもそもなぜ長く続けてきた生活相談員兼ケアマネジャーを外されたかというと、事務仕事ができる職員が居なかったからです。介護職員のほとんどが事務仕事が苦手です。介護職員上がりの生活相談員やケアマネジャーも同様です。文章を書く能力が低い、誤字脱字が多い、計算が苦手、制度の理解が乏しいなどなど・・・
一方で長年生活相談員やケアマネジャーの仕事をしていると、様々な書類を目にしたり、作成したり、レセプトの処理で計算が必要だったり、介護保険制度の理解は必須だったり、結構な事務仕事こなすわけです。
決して私もその能力が高いわけではないと思うのですが、介護の職場にいると不思議なもので、周りと比べるとその手のができる方に見られるのです。自分でも周りの職員よりはできる自信がありました。
施設にも事務職員がいるわけですが、その役割を担える人材が少ないため、私が抜擢されたわけです。
今までの仕事を離れて不安なこともある反面、介護の現場から離れられてよかったと思う部分もあります。
ぶっちゃけ私は自分の職場の介護職員が嫌いです。とにかく介護の質が悪い。入居者に対する声かけはひどい。やっている介護も目を疑うレベルでした。
私は介護サービスの管理をする役割でもありましたが、私の言うことを素直に聞いてくれる職員なんてほとんどいませんでした。とにかく自分たちの「忙しい」が優先で、誰の何のための介護なのか理解できませんでした。いわゆる流れ作業、人を物のように扱う介護でした。
こんな介護の現場から離れることができてホッとしている気持ちもあります。
ということで、簡単な自己紹介(ほとんど愚痴)でした。このような経験をもとに、今特養を探しているという方、介護の現場で働いている生活相談員、ケアマネジャー、介護職員などなど、に向けて、少しでも有益な情報や面白いお話を発信できればと思っていますので、よろしくお願いします。