桐Ver.5
「桐Ver.5」といえば、日本語データベースソフトの名作です。
データベースソフトとしての機能はもちろん素晴らしいのですが、それ以上に素晴らしいのがソフトウエアとしてパソコンとの相性。
なんと、桐はあれだけの大きなソフトウエアでありながら、日本電気のMS-DOSとPC互換機のDOS/Vの両方で走るという画期的な仕様でした。
VZエディタでさえ、日電DOSとDOS/Vのそれぞれに対応した専用プログラムが用意されていたことを考えれば、はるかに巨大な桐がひとつで両方に対応するとは驚きでした。
しかも桐を操作中に子プロセスのDOS上でエディタやファイラー、果ては表計算のロータス123まで起動できたのです。
さすがにマルチタスクで使えるわけではありませんけども、Windowsがなかったころは、擬似マルチタスクのような気分を味わっておりました。
ロータスのデータをCSVに切り出して桐に読み込ませる、なんてことをよくやったもんです。
あと、桐で実際の操作を確認しながらエディタで説明用のテキストを書いたりとかね~。
まあ、それを理解する人は社内では、ほぼ皆無でしたけど。
懐かしい話をしてしまったです。(^^;
年寄りだから、昔のハナシをするのは仕方がないです。