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解離とちびっこ

私の中には、ちびっこがいる。
別人格、ということでもないのだけれど。

彼女は、とてもよく泣くし、暴れるし、かなり難しい子だ。

最近、ようやく、彼女と向き合うことを身につけつつある。

ちびっこに暴れられると、私が正気を保てなくなるし、希死念慮にとらわれて、また入院することになる。

だから、暴れられるくらいなら、きちんと話を聞こうじゃないか、と努力を始めた。

1日の終わり、簡単な日記を書きながら
「どうなの?話しておくことないの?」
と聞いてみる。

たったそれだけなのだけれど、これを続ける余裕が持てるのは私には珍しいことで、画期的。

ちびっこに話を聞いて、危機回避できることもあったし、何が嫌だったかを確認できることもある。

この子の思うこと、感じることは、私の本心、本音なのかもしれないな、とまで思うようになった。


以前は、ちびっこの存在が許せなかったり、何言ってるの?って思ったり、という関係性だった。
だから、ちょっと協力して自分を保つ、みたいな日々が嘘のようだ。

それと、ちびっこの思うこと、言うことは、ノンジャッジメンタルを心がけている。
あー、そうなのね、って。
何かを感じるのも思うのも、自由。
よくもないし悪くもない。

自分のことばかり考えて、自分中心に暮らしていて、何してるんだろ…と情けなくもなるし、申し訳なくもなる。

でも
「誰かのために頑張って、調子悪くなるよりも、自分のためにエネルギー使って元気になると、人に還元できることが多い」
という、主治医の言葉がとても腑に落ちた。

まずは自分。
大嫌いだけど、別れられないからね。
少しでもマシ、を目指したい。

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