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山語#20 テクノ / テクノポップの源流と変遷

Podcast「山語」20回目、配信致しました!

今回ダンスミュージック掘り下げとしてテクノやテクノポップの源流と変遷を辿ります。

今回も曲だけを並べて聴くことができるようにプレイリストも作成していますので是非ご活用下さい。

この記事内でも、こちらよりトーク部分は試聴可能ですので是非。番組も是非フォローしていただけると嬉しいです!

●山語#20 プレビュー


●プレイリスト

曲だけを並べて聴きたい方はこちらをどうぞ

Spotify


Apple Music


山語#20 編集後記

今回も引き続きダンスミュージックの源流を掘り下げています。UKダンス音楽からは少し離れ、テクノミュージックやテクノポップと呼ばれるジャンルを見ていきました。

テクノと呼ばれるジャンルも、歴史を辿ってみると本当に沢山の派生ジャンルなどがあるものですね。僕は正直あまり知らなかった部分も多かったのですが、皆様はいかがでしょうか?

他のジャンルの掘り下げ回も同じく、僕はあまりダンスミュージックの歴史やジャンルを知らないのだなと改めて思いました。そんな状態の僕自身が「ざっくりとそのジャンルについて認識する」ということが特集の目的の一つだったりしますので、僕と同じくという方にもお楽しみいただければ幸いです。


今回テクノについて情報を整頓していて、クラフトワークやYMOはテクノポップやシンセポップと分類されていてテクノの本流とは別物として捉える見方がわりと一般的な視点なのか、と驚きました。

そうは言っても改めて聴いてみて、やはりクラフトワークもそうですし、YMOの特にテクノデリックというアルバムなどはテクノ感が強いのではないかな?と思いますので、解釈は人それぞれで構わないよな、と思います。

今回はテクノポップの文脈とデトロイトテクノからの文脈とを分けて整頓・選曲してみていますので、楽曲を聴いてみて「これはこっちの文脈で認識した方が自分の中で繋がるな」とか「文脈は正直どうでも良いけど、こういうジャンルは好きなのかもしれないな」とか感じた場合は、その感覚を是非大切になさって下さい。

そのジャンルについて詳しいという方々は(どんなジャンルにおいても)、さらっと色んな言葉を使っていますが、詳しくないと何を言ってるかよく分からないということはよくあると思いますので、少しでもそのハードルが下がるきっかけになると嬉しいです。


●今回の選曲リスト

今回もSpotifyやApple Musicのプレイリストを公開していますので、アーティスト名と楽曲名も含めて全て掲載しようと思います。是非、ご参照下さい。

★テクノポップ・シンセポップ・エレクトロポップ (1)
・KRAFTWERK - "Autobahn" (1974)
・KRAFTWERK - "The Robots" (1978)

★電子音楽・モーグシンセサウンド ※少し脱線
・Perry & Kingsley - "Baroque Hoedown" (1967)

★テクノポップ・シンセポップ・エレクトロポップ (2)
・YMO - "Yellow Magic (Tong Poo)" (1979)
・YMO - "Pure Jam(ジャム)" (1981)
・YMO - "君に胸キュン" (1983)
・HASYMO - "The City of Light" (2008)

★日本のテクノ御三家・YMO以外のテクノポップ〜テクノ歌謡
・P-MODEL - "美術館で会った人だろ" (1979)
・ヒカシュー - "20世紀の終わりに" (1979)
・プラスチックス - "COPY" (1980)
・ジューシィフルーツ - "ジェニーはご機嫌ななめ" (1980)
・一風堂 - "すみれ September Love" (1982)

★UKシンセポップ
・Gary Numan - "Cars" (1979)
・M - "Pop Muzik" (1979)
・The Human League - "Don't You Want Me" (1981)

★2000年代以降の第二次テクノポップ(中田ヤスタカさん)
・Perfume - "ポリリズム' (2007)
・きゃりーぱみゅぱみゅ - "PONPONPON" (2011)

★デトロイトテクノ
・Cybotron (Juan Atkins) - "Alleys Of Your Mind" (1981)
・A Number of Names - "Sharevari" (1981)
・Kevin Saunderson - "Triangle of Love" (1986)
・Rhythm is Rhythm (Derrick May) - "Nude Photo" (1987)

★テクノからの派生〜ハードコアテクノの系譜
※ ハードコアテクノ
・Mescalinum United - "We Have Arrived" (1990)
※ ブレイクビートハードコア
・Urban Hype - "A Trip to Trumpton" (1992)
※ ガバ
・Neophyte - "A Rotterdam Gabber" (1994)
※ ハッピーハードコア
・Brisk - "Eye Opener" (2003?)
※ トランスコア、フリーフォームハードコア
・Kevin Energy - "Vertigo" (2011)
※ スピードコア
・Delta 9 - "Mortified" (2007)
※ ニュースタイルガバ
・Angerfist - "Santiago" (2012)

★トランス
西ヨーロッパでいうトランス
・Armin Van Buuren - "Precious" (2003)
ゴアトランス、サイケデリックトランス
・Juno Reactor - "Narvas" (2004)


以上、30曲となります。

トランスもかなり沢山ジャンルがあることを知りましたし、国毎に発展したジャンルや、ミニマルなどの要素的な部分に関してなど、とにかく全体的に情報量が多く、追いきれなかったです。その一部分としてハードコア系のジャンルをいくつか抜粋してみましたが、並べて聴いてみると確かに明確なスタイルの違いがあるものだなと思いました。


●残り4〜5回。次回以降は

配信プラットフォームの仕様変更に伴い、現在の形態で番組を配信できるのは5月いっぱいかと思いますので今の形での配信は残り4〜5回となりますね。そこで一旦ファーストシーズン終了という感じでしょうか笑

セカンドシーズンは色々な方とお話しする機会が作れると良いなと考えていますが、配信頻度はおそらく不定期になります。

という感じで、ファーストシーズンの残りは特定のジャンルに絞った特集をするか、オールジャンルで選曲していくか、どうしようかなと悩みます。

次回予告はなく、内容はその都度のお知らせとなるかと思いますがよろしくお願い致します!

ではでは、また来週!


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